西田幾多郎 · 일본어
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원문 (일본어)
井上先生の我學界に於ける功績の偉大なることは、あまりに顯著であつて、今更私などがかれこれ云ふまでもない。先生は實に語通りに我國の哲學界の元老である。私は久しく田舍ばかりに居たものから、左程先生に親炙する機會もなく、從つて先生について多くのものを語ることもできない。唯、先生の喜壽を祝すると共に、二三の思出を記すに過ぎない。 私が先生に教を受けたのは明治二十年代の中頃であつて、先生が丁度洋行歸りの元氣旺盛の頃であつた。先生の講義はその頃一週二回であり、一回は印度哲學を、一回は哲學體系といつた樣なものを講ぜられた樣に記憶する。講義はいつでも午後の三時からといふ風で先生が襟卷をして、ステッキを持つて、校門を入つて來られた姿は、今も尚眼前に見ることができる樣な氣がする。私は氣儘者であまり、誰の講義にも出席せなかつたが、先生の印度哲學の講義は長く保存して居た、今も尚何處かにあるかも知れない。私はその頃何回か先生の私宅へも伺つたことを記憶して居る。その頃の選科生といふのは全く特殊部落扱ひにされたものだが、それでも先生はさういふことは眼中になく、人並に扱つて下さつたのを心よく感じた。學校を出てから私は
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西田幾多郎
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