萩原朔太郎
萩原朔太郎 · 일본어
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萩原朔太郎 · 일본어
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원문 (일본어)
詩人協會の用件にて高村光太郎氏を訪ふべく、前夜福士幸次郎君と約束がしてあつたので、萬世驛のミカドで待合せをする。時計は午後一時五分前、約束より五分早く、福士君はまだ見えてゐない。福士君については從來深く交際したことがないので、實際の人物はよく知らないけれども、噂によれば言語道斷のズボラもので、時間の觀念など全くない人のやうである。今日もことによると、約束のことなど忘れて居るかも解らない。少々心細く、一人でビールを飮んでる所へ、にこにこしながら這入つてきた男がある。やつぱり福士君だ。 「やア、失敬失敬。約束より五分遲れた。」 と言ひながら、例の長廣舌で滔々としやべり始めた。財布を忘れて來たので、乘合自動車の女車掌がやさしく同情し、切符を貸してくれたといふのである。いかにも福士君らしい話だ。かつて讀んだことのある――そして今でも印象に殘つてゐる――福士君の詩「踏切番の娘」を思ひ出して、或る性格のもつ素朴さに感動した。この人の好印象は、殆んど底ぬけのお人好しと、農民的の素朴さと、北國的の憂鬱感と、大陸的のヌーボーとが、漠然たる色彩で神祕的に混同してゐる所にある。それで僕は、大にこの好詩人を愛
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萩原朔太郎
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