ホワイトフレッド・M
ホワイトフレッド・M · Japanese
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ホワイトフレッド・M · Japanese
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Original (Japanese)
「獲物の山分けには間に合ったが、銃撃戦には遅すぎたな」 とデンが言った。 デンの指し示す先に恐ろしい光景が、相棒のハウスマンの前にあった。敏腕記者デンはかつてキューバ取材でちょっぴり残酷な場面を目撃したけど、身の毛がよだつのも無理はない。一方の相棒のハウスマンは草ぶき小屋の陰に倒れ込んでいた。大きな手足も今や単なる飾りに過ぎない。 ハウスマンがあえいだ。 「キニーネをくれ。ああ、ひどい吐き気がする」 デンが四〇ポンドもする元気の素キニーネ粉末をたっぷり渡すと、相棒のハウスマンがゴボッゴボッと吸い込んだ。渇いた喉には痛かった。 二人の肌はかさかさに乾燥し、周囲の暑さと言ったらボイラーなみ、日陰でも温度計は摂氏五〇度を指している。 デンが感情を抑えて言った。 「男を上げる良い場所だ。君の弱点は、こんなへんぴな所で病気になることだな。俺を見ろ」 ハウスマンがうめいた。 「お前は赤毛の野獣だ。力が出せたら殴りたいぐらいだぜ。せめて一杯の水があればなあ……」 「俺達は水を探しに来たんじゃない。ここへ来たのは象牙のためだ」 ハウスマンが弱った腕を振って、おおざっぱに村の方を指差した。それなりに大き
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