正宗白鳥 · 일본어
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원문 (일본어)
明治三十年代だが、私が早稻田に學んでゐた時分、「學問の獨立」がこの學園の標語であるやうに、折に觸れて學校經營者から聞かされてゐた。慶應義塾の「獨立自尊」に匹敵する立派な言葉であるが、學問の獨立といふ意味は、英語とかドイツ語とか、外國の言語に頼らないで、日本の言語文字で諸般の學問を爲遂げられることであつたらしい。つまり法律、政治、經濟などの學問を日本譯で學ぶといふことで、何も西洋のそれ等の學問を無視して、日本獨特のそれ等の學問を樹立することではなかつたやうだ。英語政治科の外に邦語政治科があつたが、後者は前者よりも一段格が下つてゐた。文科の方でも、邦語英文學科といふやうなものがあつたら、我々もその方が面倒でなくてよかつたのであるが、學問の獨立もそこまで徹底されなかつた。 その時代には、教師が舶來の學問を日本語に譯して説明するだけの講義を聽いても、我々はそれを學問の獨立的講義であると信じて、少しも疑問を起さなかつた。學問と云ふと西洋のものを移植することゝ、事が極つてゐたのだ。 ところが、近年は「學問の獨立」の意味が著しく異つて來た。學問の研究には他の何ものからも干渉されず、束縛されないといふ
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正宗白鳥
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