正宗白鳥 · 일본어
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원문 (일본어)
封筒の中には長いお札が疊み込まれてあつた。それには××八幡宮玉串と大きな文字が刷られて、その傍に「辰の歳の男疳性平癒」と書いてあつた。 何事を云つて來たのかと、案じながら手紙を開いたおたねは、お札を見るとくす/\獨り笑ひをした。お札の外に御供米が四五粒包まれてゐた。 明ら樣に云つては夫が一口に迷信だとけなして生米なんか口に入れないだらうからと、おたねは御飯の中へそつと落して食べさせることにした。そして、知らずに食べてゐる夫の顏を見守つて、ひそかに面白がつてゐたが、やがて笑ひを忍びかねた。 「お國のお母さんが贈つて下すつたものをあなたは今召し上つたんですよ。」と、些つと揶揄氣味で云つた。 「何を?」 良吉は訝しさうに膳の上を見入つたが、其處には故郷から來たらしい食物は一つもなかつた。甘つたるい菜つ葉の浸物に鹽鱒の燒いたのと、澤庵と辣薤とが珍しくもなく並んでゐるばかりだつた。で、妻が何を云つてゐやがるのかと、取り合ないで箸を動かしてゐたが、おたねは何時までも默つてはゐられなくて、お札と御供米の話をし出した。 「へえ、それは妙だね。」良吉は茶碗の喰ひ餘しの飯を見詰めながら、「××の八幡樣とい
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正宗白鳥
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