海野十三 · 일본어
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원문 (일본어)
柿色の紙風船 海野十三 「おや、ここに寝ていた患者さんは?」 と林檎のように血色のいい看護婦が叫んだ。彼女の突っ立っている前には、一つの空ッぽの寝台があった。 「ねえ、あんた。知らない?」 彼女は、手近に居た青ン膨れの看護婦に訊いた。 「あーら、あたし知らないわよ」 といって編物の手を停めると、グシャグシャにシーツの乱れているその寝台の上を見た。 「あーら、本当だ。居ないわネ」 「ど、どこへ行ったんでしょうネ」 「ご不浄へ行ったんじゃないこと」 「ああ、ご不浄へネ。そうかしら……でも変ね。この方、ご不浄へ行っちゃいけないことになってんのよ」 「まあどうして?」 「どうしてといってネ、この方、つまり……あれなのよ、痔が悪いんでしょ。それでラジウムで灼いているんですわ。判るでしょう。つまり肛門にラジウムを差し込んであるんだから、ご不浄へは行っちゃいけないのよ」 「治療中だからなのねェ」 「それもそうだけれどサ、もし用を足している間に、下に落ちてしまうと、あのラジウムは小さいから、どこへ行ったか解らなくなる虞れがあるでしょう」 「そうね。ラジウムて随分高価いんでしょ」 「ええ。婦長さんが云っ
海野十三
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