小野佐世男
小野佐世男 · Japanese
No translation yet. Request one to move it up the queue.
小野佐世男 · Japanese
First paragraph preview
Original (Japanese)
ストリップ修学旅行 小野佐世男 1 この世の中にとんでもなく楽しいことが起ろうとしているのだよ、めったに無いチャンスだ、どーだい、一つ行って見る気はないかという。面白いことや、楽しいことというものは、がいして大冒険のともなうもので、それはめっぽうかいおっかないものではないかねと聞いて見たら、花と競う女の肉体美群にかこまれて酒を酌みかわし遊ぼうというのである。それじゃまるで絶海の女護島に漂流してうれた肉体を持て余してどうしたらよかろうか、ともだえなやむ女群の中に飛びこむ様なものではないか。まあ、そうしたものだろうなあという。 一年を十日で暮すよい男とは相撲取りで、同じ裸でも一年を三百六十三日で暮すストリッパーは、マアお相撲さんはうらやましいわと、裸になりっぱなしの彼女達は嘆くのである。初夏と秋のたった二日の慰安旅行が裸姫の待ちに待った唯一の楽しい休みの日で、今日こそほんとの裸になって自由気まま舞台の垢をふるい落し、小うるさいバタフライをさらりと投げすて、心の向くまましたいざんまい、ざっくばらんの無礼講、伊豆の伊東の温泉しぶきに日頃の欝憤厄落し、裸女姫の一大饗宴が開かれると云う、悪くないぞ
小野佐世男
Translation status
WaitingLog in to request a translation.
Other books by this author
Frequently asked questions
Yes — completely free. This book is in the public domain, so Pagera offers the full text without payment or account requirement. Pagera is funded by advertising.
Free to read
Start reading immediately — no signup required. Create a free account for more books and features.