上司小剣 · 일본어
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원문 (일본어)
太政官。それは私たちがまだ生れぬ前にあつたものださうな。―― 「太政官て何のことやいな、一體。」 「知らんのかいな、阿呆。……教へたろか、新田の茶瓶のこつちや。」 「そら知つてるがな、言はんかて。……其の太政官て何のことやね。」 「太政官ちうたら、太政官やがな。お上の役人のこつちや。」 中の村の青年會の事務所で、二人の若い男がこんなことを言つてゐると、今一人の稍年を取つた男が、 「二人ながら知りはらんのか、あかんな。太政官ちうのは、明治十八年まであつたんで、つまり今の内閣のことや。……太政大臣がゐて、それが今の總理大臣や、それから左大臣に右大臣、參議が四五人、これだけで最高の政治をしてたんやがな。」と、下唇の裏を前齒で噛み/\言つた。 「あゝ、さよか。……そいで新田の茶瓶さんが、この村の太政官ちうことだすな。」と、常吉と呼ばるゝ、材木屋の二男は、さも感心したといふ風で言つた。 「あの太政官も、もうあけへんがな、中風で杖つかな、座敷も歩かれへん。」と、伊之助といふ中百姓の長男は、其の白く廣い額に、ラムプの光を受けて、眩しさうにしてゐた。 「中風でも、レコの方は生れてから一遍も知らんのやち
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上司小剣
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