岸田国士 · 일본어
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원문 (일본어)
わたくしは劇作といふ仕事を通じて、現代における、「喜劇」の存在理由をますます強く感じるやうになり、その精神の探究と、形式の確立のために、おぼつかない努力をしつづけて来た。その努力はいまもつて実を結んだとはいえないけれども、どうやら、ひとつの方向だけは、これできまつたといふ気がする。それは、必ずしもまつたく新しい方向ではないかもしれない。しかし、わたくしは、わたくしの視角のなかにとらへ得たその方向をもう見失つてはならない年齢なのである。 喜劇はまづなによりも、人間と時代とに対する深いかなしみから生れるものだといふことを、わたくしは、かねがね信じてゐる。かなしみがかなしみのままに終れば、それは絶望につながるほかはない。わたくしは、そこで立ちどまらないために、あらゆる鞭を自分のうへに加へた。灰色のかなしみから、褐色の憤りが煙のやうにたちのぼるのを、自然の結果とみてゐた。だが、その時、はじめて、自分のうちに、鬱積した「笑ひ」がこみあげて、ひとつの出口をもとめてやまないのを知つた。「喜劇」は、外になくして、内にあつたのである。 人世批判が諷刺のかたちをとつて「喜劇」を生むことも事実にはちがひない

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