富田倫生
富田倫生 · Japanese
No translation yet. Request one to move it up the queue.
富田倫生 · Japanese
First paragraph preview
Original (Japanese)
一九九七年の二月、私はアスキーから『本の未来』を上梓した。 松籟社という京都の学術出版社の相坂一さんが、この本を読んで、連絡をくれた。 「電子出版に興味を持っている知り合いの新聞記者に紹介したい」 上京された際に待ち合わせ、長く話し込んで別れる間際、相坂さんはそう添えた。 相坂さんの頭にあったのは、讀賣新聞大阪本社文化部の井上英司さんだった。 『本の未来』に加え、『パソコン創世記』も読んでくれた井上さんは、同紙の「潮音風声」という欄に、コラムを書かないかと誘ってくれた。 井上さんは、私より少し若かった。 神戸の甲陽学院高校では、アスキー社長の西和彦さんと同期だったという。高校時代から西さんは特異な才能を感じさせていたようで、「シルクスクリーンで玄人はだしのレコードジャケットをデザインしていた」ことが、井上さんには印象深かったらしい。 「出版とパソコンの双方に興味を持っている」という井上さん相手のやり取りはついつい弾んで、電話も長くなった。 私たちが同じ病気を患っていたことも、二人の話を長引かせた。 一つ一つはごく短かったが、コラムの原稿は連載で十本書くことになった。 締め切りが近づくと
富田倫生
Translation status
WaitingLog in to request a translation.
Other books by this author
Frequently asked questions
Yes — completely free. This book is in the public domain, so Pagera offers the full text without payment or account requirement. Pagera is funded by advertising.
Free to read
Start reading immediately — no signup required. Create a free account for more books and features.