服部之総
服部之総 · Japanese
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服部之総 · Japanese
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Original (Japanese)
How much dollar? を「ハ・マ・チ・ド・リ」と、居留地の人力車夫仲間できめてしまう。こうしてできた実用英語がピヂン・イングリッシュである。十九世紀の世界を、シナの開放と日本の開国で円形に完成した者は英語国民であったから、香港、上海、横浜と逐次つくられていった外人セツルメントで、土地のシナ人や日本人とのあいだで用いられる実用国際語も、英語を基調としたことは当然である。 これにたいしてピヂン・ジャパニーズとでもいうようなものが、居留地の外人のあいだでうまれることも当然である。英語なまりで理解された日本語であり、実用国際語のヨコハマ版であり、欧米人の間で Yokohamaese またはヨコハマ・ジャパニーズと呼ばれたものである。進駐軍の兵士が Oh heigh yoh! と発音するたぐいである。 そのようなピヂン・ジャパニーズは、役人との接触からでなく民衆との日常的接触からうまれてくるのだから、さしあたってはハリス公館のおかれた下田港で誕生したであろうが、そのための一冊のパンフレットができるまで体系化されるのは、なんといっても横浜の居留地が開かれたのちのことである。安政条約が規
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