Chapter 4 of 8
ランプ
寝床に入つて本を読んだ。頁を繰る音、シンシンとする夜、ランプの光は軟かく温かく不安な人間の生活を保護する、軽い眠におそはれた。
ランプをけす、カーテンのない黒い窓から冷たいすき通つた清潔な月光が入る。床に落ちたその光をゆるやかにおつた自分は、つめたい、ブルツとする程つめたい小さな星を見た。
寝床に入つて本を読んだ。頁を繰る音、シンシンとする夜、ランプの光は軟かく温かく不安な人間の生活を保護する、軽い眠におそはれた。
ランプをけす、カーテンのない黒い窓から冷たいすき通つた清潔な月光が入る。床に落ちたその光をゆるやかにおつた自分は、つめたい、ブルツとする程つめたい小さな星を見た。