Vol. 2May 2026

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太平洋雷撃戦隊

海野十三

太平洋雷撃戦隊 海野十三 軍港を出た五潜水艦 謎の航路はどこまで 「波のうねりが、だいぶ高くなって来ましたですな」 先任将校は欄干につかまったまま、暗夜の海上をすかしてみました。 「うん。風が呻りだしたね」 そういったのは、わが○号第八潜水艦の艦長清川大尉です。 司令塔に並び合った二つの影は、それきり黙って、石像のように動こうともしません。今夜もまた、第十三

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第四次元の男

海野十三

第四次元の男 海野十三 これからわたくしの述べようとする身の上話を、ばかばかしいと思う人は、即座に、後を読むのをやめてもらいたい。そして、この本の頁を、ぱらぱらとめくって、他の先生の傑作小説を読むのがいいであろう。銀座の人ごみの中で、縮れ毛の女の子にキッスされた話だの、たちまち長脇ざしを引っこぬいて十七人を叩き斬った話だのと、有りそうでその実有りもしない話に

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幽霊船の秘密

海野十三

幽霊船の秘密 海野十三 南方航路 そのころ太平洋には、眼に見えない妖しい力がうごいているのが感じられた。 妖しい力? それは一体なんであろうか。 ひろびろとしたまっ青な海が、大きなうねりを見せてなんとなく怒ったような表情をしているのだ。 ときどき、水平線には、一条の煙がかすかにあらわれ、やがてその煙が大きく空にひろがっていくと、その煙の下から一つの船体があら

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豆潜水艇の行方

海野十三

豆潜水艇の行方 海野十三 世界一の潜水艇 みなさんは、潜水艇というものを知っていますね。 潜水艇は、海中ふかくもぐることの出来る船です。わが海軍がもっているのは、潜水艦といいますが、これは世界一のりっぱなものです。潜水艇がりっぱなだけではなく、それにのりくんでいる海軍の士官や水兵さんや機関兵さんたちもりっぱで、これも世界一です。 私がこれからお話ししようと思

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地底戦車の怪人

海野十三

地底戦車の怪人 海野十三 この物語は、西暦一千九百五十年に、はじまる。 すると、昭和の年号でいって、昭和二十五年にあたるわけである。 今年は、昭和十五年だから今から、丁度十年後のことだ、と思っていただきたい。 作者しるす 極南へ アメリカの貨物船アーク号は、大難航をつづけていた。 船は、あと一日で、目的の極地へつくはずになっていたが、あいにく今になって、猛烈

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大空魔艦

海野十三

大空魔艦 海野十三 模型飛行機 丁坊という名でよばれている東京ホテルの給仕君ほど、飛行機の好きな少年は珍らしいであろう。 丁坊は、たくさんの模型飛行機をもっている。みんなで五六十台もあろうか。これはみな丁坊が自分でつくったのだ。 航研機もある。ニッポン号もある。ダグラスやロックヒードの模型もみんな持っているのだ。 「おい、丁坊。ベルリンから来た新聞に、こんな

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太平洋魔城

海野十三

太平洋魔城 海野十三 怪しい空缶 どういうものか、ちかごろしきりと太平洋上がさわがしい。あとからあとへと、いくつもの遭難事件が起るのであった。 このことについて、誰よりもふかい注意をはらっているのは、わが軍令部の太平洋部長であるところの原大佐であった。 その原大佐は、いましも軍令部の一室に、一人の元気な青年と、テーブルをかこんでいるところだった。 「おい太刀

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月世界探険記

海野十三

月世界探険記 海野十三 新宇宙艇 月世界探険の新宇宙艇は、いまやすべての出発準備がととのった。 東京の郊外の砧といえば畑と野原ばかりのさびしいところである。そこに三年前から密かにバラック工場がたてられ、その中で大秘密のうちに建造されていたこのロケット艇は、いまや地球から飛びだすばかりになっていた。魚形水雷を、潜水艦ぐらいの大きさにひきのばしたようなこの銀色の

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怪塔王

海野十三

怪塔王 海野十三 怪老人 1 怪塔王という不思議な顔をした人が、いつごろから居たのか、それは誰も知りません。 一彦とミチ子の兄妹が、その怪塔王をはじめてみたのは、ついこの夏のはじめでありました。 そこは千葉県の九十九里浜というたいへん長い海べりでありました。一彦は中学の一年生であり、ミチ子は尋常の四年生でした。二人は夏休がはじまると、まもなくこの九十九里浜へ

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火薬船

海野十三

火薬船 海野十三 怪貨物船あらわる! 北緯二十度、東経百十五度。 ――というと、そこはちょうど香港を真南に三百五十キロばかりくだった海面であるが、警備中のわが駆逐艦松風は、一せきのあやしい中国船が前方を南西へむかって横ぎっていくのを発見した。 「――貨物船。推定トン数五百トン、船尾に“平靖号”の三字をみとむ……」 と、見張兵は、望遠鏡片手に、大声でどなる。

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火星兵団

海野十三

もはや「火星兵団」の噂をお聞きになったであろうか! ふむ、けさ地下鉄電車の中で、乗客が話をしているのを、横からちょっと小耳にはさんだとおっしゃるのか。 ――いや全く、こいつは冗談じゃないですぞ。これはなにも、わしたち科学者が、おもしろ半分におどかしたがって言うのではないのですわい。今われわれ地球人類は、本気になって、そうして大いそぎで戦闘準備をしなくちゃなら

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宇宙戦隊

海野十三

宇宙戦隊 海野十三 作者より読者の皆さんへ この小説に出てくる物語は、今からだいぶん先のことだと思ってください。つまり未来小説であります。今から何年後のことであるか、それは皆さんの御想像にまかせます。しかしそれは百年も二百年も先のことではなく、あんがい近い未来に、このような事件がおこるのではないかと、私は考えています。 それはそれとして、私たちは油断をしては

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沈没男

海野十三

沈没男 海野十三 (×月×日、スカパフロー発) 余は本日正午、無事ロイヤル・オーク号に乗艦せるをもって、御安心あれ。 余は、どうせ乗艦するなら、いきのいい海戦を見物したいものと思い、英国海軍省に対し、ドーヴァ、ダンジネル、ハリッチの三根拠地のいずれかにて、英艦に乗込みたき旨要請したのであるが、それは彼の容れるところとならず、わざわざ北方スコットランドのそのま

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四次元漂流

海野十三

この「四次元漂流」という妙な題名が、読者諸君を今なやましているだろうことは、作者もよく知っている。 だが作者は、この妙な題名について、今何よりも先に、それを説明することはしない。だから読者諸君は、ここしばらくの間、この妙な題名についてなやまされるであろう。読者諸君が、さようになやんでいるのを、作者は意地わるい微笑をうかべて、悪魔じみた楽しさを只一人味わいたい

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The Air Man

空気男

海野十三

空気男 海野十三 青い器械 「これでいい。もう今日から、わが家の門を堂々とくぐれるんだ」 清家博士は、大きな鞄を重そうにさげ、いつもとは違い意気揚々と玄関へ入ってきた。 「誰? 御用聞きなら裏口へお廻り」 と、奥から例によって家附娘のマス子夫人のヒステリックな罵声が聞えた。 博士はいつもの習慣でビクッと、首を縮めたが、とたんに気がついて、ドンドン床を踏みなら

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もくねじ

海野十三

もくねじ 海野十三 倉庫 ぼくほど不幸なものが、またと世の中にあろうか。 そんなことをいい出すと、ぜいたくなことをいうなと叱られそうである。しかし本当にぼくくらい不幸なものはないのである。 ぼくをちょいと見た者は、どこを押せばそんな嘆きの音が出るのかと怪しむだろう。身体はぴかぴか黄金色に光って、たいへんうつくしい。小さい子供なら、ぼくを金だと思うだろう。ぼく

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地軸作戦 ――金博士シリーズ・9――

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1 某大国宰相の特使だと称する人物が、このたび金博士の許にやってきた。 金博士は、当時香港の別荘に起き伏ししているのである。 別荘と申しても、これは熱海の海岸などによくある竹の垣を結いめぐらして、湯槽の中から垣ごしに三原山の噴煙が見えようというようなオープンなものではなく、例によって香港の地下三百メートルに設けられたる穴倉の中にその別荘があるのであった。 某

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毒瓦斯発明官 ――金博士シリーズ・5――

海野十三

1 蒸し暑い或る夜のこと、発明王金博士は、袖のながい白服に、大きなヘルメットをかぶって、飾窓をのぞきこんでいた。 南京路の雑沓は、今が真盛りであった。 金博士の視線は、さっきから、飾窓の小棚にのせられてある洋酒の群像に釘づけになっている。いや、正しくいえば、その洋酒の壜にぶら下げられた値段札の数字に釘づけになっていたという方がいいだろう。 「あはは……」 博

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独本土上陸作戦 ――金博士シリーズ・3――

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1 およそ新兵器の発明にかけては、今日世界に及ぶものなしと称せられる金博士が、とつぜん謎の失踪をとげた。 おどろいたのは、ここ上海市の地下二百メートルにある博士の実験室に日参していた世界各国の兵器スパイたちだった。 実験室は、きちんと取片づけられ、そして五分置きに、どこからともなくオルゴールが楽の音を響かせ、それについで、 “余は当分失踪する。これは遺書であ

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のろのろ砲弾の驚異 ――金博士シリーズ・1――

海野十三

1 今私は、一人の客人を伴って、この上海で有名な風変りな学者、金博士の許へ、案内していくところである。 博士の住居が、どこにあるか、知っている人は、ほんの僅かである。人はよく、博士が南京路の雑鬧の中を、擦れ切った紫紺色の繍子の服に身体を包み、ひどい猫脊を一層丸くして歩いているのを見かけるが、博士の住居を知っている者は、殆んどない。 金博士の住居は、南京路でも

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地球要塞

海野十三

地球要塞 海野十三 怪放送――お化け地球事件とは? 西暦一九七〇年の夏―― 折から私は、助手のオルガ姫をつれて、絶海の孤島クロクロ島にいた。 クロクロ島――というのは、いくら地図をさがしても、決して見つからないであろう。 クロクロ島の名を知っている者は、この広い世界中に、まず五人といないであろう。クロクロ島は、その当時、西経三十三度、南緯三十一度のところに、

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暗号音盤事件

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暗号音盤事件 海野十三 国際都市 私たちは、暫くの間リスボンに滞在することになった。 私の連れというのは、例の有名な勇猛密偵の白木豹二のことだ。 リスボンは、ポルトガルの首都だ。そのころリスボンは、欧州に於ける唯一つの国際都市の観があった。この国は英米側に立つのでもなく、日本、ドイツ、イタリヤの枢軸国側に加わっているのでもなく、完全な中立国であった。だから、

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脳の中の麗人

海野十三

脳の中の麗人 海野十三 奇異の患者 「ねえ、博士。宮川さんは、いよいよ明日、退院させるのでございますか」 「そうだ、明日退院だ。それがどうかしたというのかね、婦長」 「あんな状態で、退院させてもいいものでございましょうかしら」 「どうも仕方がないさ。いつまで病院にいても、おなじことだよ。とにかく傷も癒ったし、元気もついたし、それにあのとおり退院したがって暴れ

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什器破壊業事件

海野十三

什器破壊業事件 海野十三 女探偵の悒鬱 「離魂の妻」事件で、検事六条子爵がさしのばしたあやしき情念燃ゆる手を、ともかくもきっぱりとふりきって帰京した風間光枝だったけれど、さて元の孤独に立ちかえってみると、なんとはなく急に自分の身体が汗くさく感ぜられて、侘しかった。 「つよく生きることは、なんという苦しいことであろうか?」 彼女は、日頃のつよさに似ず、どういう

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