グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール
グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール · Japanese
No translation yet. Request one to move it up the queue.
グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール · Japanese
First paragraph preview
Original (Japanese)
あるお百姓さんが、牝牛を市場へ追っていって、七ターレルで売ってきました。かえり道に、池のはたをとおらなければなりませんでした。まだ池までこないうちに、もう遠くのほうから、カエルたちが「アク、アク、アク」と、ないているのがきこえてきました。 「まったく、うるさくがなりたてやあがる。」 と、お百姓さんはひとりごとをいいました。 「おらのもらった金は七だぞ。八じゃねえや。」 お百姓さんは水ぎわまできますと、カエルたちにむかって、 「てめえたちゃ、なんてばかだ! わからねえのかよ。七ターレルだぞ。八じゃねえんだ。」 と、どなりました。 それでも、カエルたちは、やっぱり「アク、アク、アク」と、なきつづけています。 「ようし、ほんとにしねえんなら、てめえたちの目のまえで勘定してみせてやらあな。」 こういって、お百姓さんはポケットから金をとりだして、二十四グロッシェンずつで一ターレルと、合計七ターレルをかぞえあげてみせました。 けれども、カエルたちは、そんな勘定にはおかまいなしに、またもや、「アク、アク、アク」と、なきたてました。 「ええい。」 と、お百姓さんはすっかり腹をたててどなりつけました。
グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール
Translation status
WaitingLog in to request a translation.
Other books by this author
Frequently asked questions
Yes — completely free. This book is in the public domain, so Pagera offers the full text without payment or account requirement. Pagera is funded by advertising.
Free to read
Start reading immediately — no signup required. Create a free account for more books and features.