Vol. 2May 2026

Sách

Thư viện tri thức thế giới miền công cộng

14,981종 중 3,552종 표시

わがあけくれのうた

桜間中庸

寢がへりを打てばかなしもザラザラと腦のくづるゝうつろなる音 日毎夜毎吾が悲しみの多くなる如く思ひて今日も亦寢る 思へども思へども心まとまらず濱に出て來て身を横ふる 葉山ゆく馬車高々と過ぎゆきしアスフアルトの上に秋日やわらか 濱に出て砂にまろべば砂もまた吾をいたむかじつと默せり 棄てられし子犬の聲の細まるを聞きてゐたりきかなしき心 砂にねて海を聞きつゝ封切りぬ

JA
Chỉ nguyên tác

アンナ、パブロオナ

田山花袋

アンナ、パブロオナ 田山録弥 一 「そんなにして遊んでゐて好いのかね?」 「大丈夫よ」 Bは笑つて、「旦那に見られては困るんぢやないか?」 「そんなこと心配ないの……見つかつて、いやだつて言つたら、よして了ふばかりですもの」 飽きも飽かれもせずに別れた時子とハルピンのホテルでさうした一夜を送らうとはBは思ひもかけなかつた。それはそこにゐるのは聞いて知つてゐた

JA
Chỉ nguyên tác

カタツムリノ ウタ

新美南吉

カタツムリノ ウタ 新美南吉 アル アサ 王サマハ、石ノ カベニ 一ピキノ カタツムリヲ ミツケマシタ。カタツムリガ ツノヲ フツテルノヲ ミテ ヰルト、王サマハ、子ドモノ ジブン、何ダカ、カタツムリノ ウタヲ ヨク ウタツタ コトヲ オモヒダシマシタ。 「デンデン 蟲々 ツノ 出セヤ ダツタカナア」ト、イロイロ カンガヘタガ、チツトモ ソノ ウタハ オモヒ

JA
Chỉ nguyên tác

カレント・ブックス

宮本百合子

カレント・ブックス 宮本百合子 (一)岩波文庫『魯迅選集』とパアル・バックの『分裂せる家』 (二)魯迅という作家が支那の一九二四・五年からの八九年間に亙る急激な社会的推移の間で、この作家の偉大な特質である人間的正義感と民族解放の慾求とをどう成長させたかと云う点で、これからもう一つ研究したいという気持を刺戟されました。魯迅の悲劇を我々は探求しなければなりません

JA
Chỉ nguyên tác

ヂュパンとカリング

小酒井不木

ヂュパンとカリング 小酒井不木 一 オーギュスト・ヂュパンはポオの三つの探偵小説、「モルグ街の殺人」、「マリー・ロージェー事件」、「盗まれた手紙」にあらわれる探偵であって、いわば、探偵小説にあらわれた探偵の元祖である。もっとも「探偵」なる名称はガボリオーの小説あたりから使用され、ポオはヂュパンのことを別に私立探偵とも素人探偵とも呼ばなかった。 しかしながら、

JA
Chỉ nguyên tác

デイモンとピシアス

鈴木三重吉

デイモンとピシアス 鈴木三重吉 一 これは、二千年も、もっとまえに、希臘が地中海ですっかり幅を利かせていた時代のお話です。 そのころ、希臘人は、今のイタリヤのシシリイ島へ入り込んで、その東の海岸にシラキュースという町をつくっていました。そこでも市民たちは、やはりみんなの間からいくたりかの議政官というものを選んで、その人たちにすべての支配を任せていました。或と

JA
Chỉ nguyên tác

デンマークのビール

北大路魯山人

デンマークのビール 北大路魯山人 小島政二郎君 ロンドンに向かう途中、カナダのグース・ベイ飛行場にて、天候回復を待つこと十二時間。 われわれ乗客のために、朝食に出たべーコンはうまかった。アメリカ、イギリス、フランス各国で口にしたべーコンのうち最上の味でした。 五月四日午前一時ロンドン着。三日間滞在。 イギリスの耐乏生活は日本のそれとは比較になりません。豊かな

JA
Chỉ nguyên tác

トニオ・クレエゲル

マンパウル・トーマス

冬の太陽は僅かに乏しい光となって、層雲に蔽われたまま、白々と力なく、狭い町の上にかかっていた。破風屋根の多い小路小路はじめじめして風がひどく、時折、氷とも雪ともつかぬ、柔らかい霰のようなものが降って来た。 学校が退けた。鋪石の敷いてある中庭を越え、格子門を潜って、自由になった者たちの幾群は、潮のように流れ出すと、互いにわかれて右へ左へ急ぎ去った。年かさの生徒

JA
Chỉ nguyên tác

ニール・オキャリー

ハイドダグラス

てんで不器用なやつだった。奥さんに向かって、鍛冶屋に行って医者の道具を手に入れるつもりだと言った。つぎの日、鍛冶屋のところに行った。 「今日はどこへ行くのかね」鍛冶屋がたずねた。「医者の道具を作ってもらうつもりさ」 「どんな道具を作ればいいのかね」「クラムシュキーンとギャルシュキーン(*1)を作ってくれ」鍛冶屋は作ってくれた。家に帰った。 朝が来て――つぎの

JA
Chỉ nguyên tác

ネクタイとステッキ

佐藤春夫

ネクタイやステッキ。僕は一向そんな代物の愛好家ではない。そんな者に僕を仕立てゝしまつたのは、天下のゴシップである。 ゴシップによると、僕は三千本のネクタイを持つてゐるさうである! まあ考へても見たまへ。一本五円と見つもつて、三千本で一万五千円也。僕は不幸にもそれほど徹底的に非常識にはなれない。ネクタイ三千本は実に白髪三千丈のたぐひで、たくさんといふことのつも

JA
Chỉ nguyên tác

ヒンセザレバドンス

坂口安吾

ヒンセザレバドンス 坂口安吾 私と貧乏とは切れない縁にあり、この関係は生涯変らざるものであらう。私は三日間ぐらゐ水だけ飲んでゐたことが時々あり、あたりまへにしてをればそんな苦労をする必要はないので、身からでた錆だと友達は言ふ、その通りで、人並に暮す金はあつたが、一ヶ月の生計を一夜で浪費してしまふから困るだけの話で、だから私は貧乏で苦しんでもわが身を呪つたこと

JA
Chỉ nguyên tác

フローラとフォーナ

堀辰雄

フローラとフォーナ 堀辰雄 プルウストは花を描くことが好きらしい。 彼の小説の中心地であるとさへ言はれてゐるコンブレエといふ田舍などは、まるで花で埋まつてゐるやうに描かれてゐる。山査子だとか、リラだとか、睡蓮だとか…… 第二部の「花さける少女の影に」になると、その表題からして作者の花好きらしいことが偲ばれる。ことに子供の時分に、一晩中、ランプの下で、林檎の一

JA
Chỉ nguyên tác

モオリアックのこと

堀辰雄

現代作家の中で誰が一番好きかと問はれたら、僕は躊躇せずにモオリアックの名を擧げるだらう。去年の夏は病氣で仕事が出來なかつたので、毎日のやうにサナトリウムの裏山へ行つては木蔭に寢ころんで、東京から取り寄せたフランスの新刊小説に讀み耽つたものだつたが、みんなそれぞれ面白いとは思つたものの、やはりモオリアックのものがどうも一番好きだつた。自分が痛切に求めつつあるも

JA
Chỉ nguyên tác

ライギット・パズル

ドイルアーサー・コナン

わが親友シャーロック・ホームズくんは八九年の春、過労のため神経症になったのだが、これはそこから健康を取り戻すより少し前の話である。蘭領スマトラ会社やモーペルチュイ男爵の大計画といった件のあらましは、今も世間の記憶にたいへん新しく、また政治や金融とあまりに密接な関係があるため、この連載の題材には適していない。ところがそれは間接的な形で複雑怪奇な問題へとつながり

JA
Chỉ nguyên tác

レエモン ラジィゲ

堀辰雄

「何よりもまづ獨創的であれ。」しばしば發せられるこの忠告は、凡庸な詩人たちのところでのみ役に立つ。凡庸でない詩人たちはそれを必要としないのだ。そして多くの凡庸な詩人たちがダダの亞流になつた。何よりも獨創的にならうとする努力、そこに今日の詩人たちの共通の弱點――奇矯にすぎること――があると言つてよい。ところでそれとは反對に、ラジィゲは我々に忠告するのだ、「平凡

JA
Chỉ nguyên tác

「さうや さかいに」

折口信夫

「さうや さかいに」 折口信夫 柳田国男先生が「さうやさかいに」を論ぜられて後、相当の年月が立つた。その論が、画期的なものであつたゞけに、此に対して、何の議論も現れなかつたことは、世間が先生のこの方言論を深く、認容したと言ふことになる訣である。 今頃更めて、ある時期における京阪語の代表的なものとせられてゐた「さうやさかいに」論を書きついで行く必要はない気がす

JA
Chỉ nguyên tác

ありがとうございます

宮本百合子

ありがとうございます 宮本百合子 バスの婦人車掌は、後から後からと降りる客に向って、いちいち「ありがとうございます」「ありがとうございます」と云っています。あれは関西の方からもって来られた風だそうですが、混雑の朝夕、それでなくてさえ切符切りで上気せている小さい体の婦人車掌が、停留場の呼び上げ、右オーライ、左オーライ、御無理でございましょうが御順にお膝おくり下

JA
Chỉ nguyên tác

うさぎと はりねずみ

グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール

みなさん。このおはなしは、うそみたいですけどね、ほんとうのおはなしなんですよ。わたしは、このおはなしを おじいさんからききました。 おじいさんは、はなしてくれるたびに、いつもいつも、こう いっていました。 「こりゃあな、ぼうや。まちがいなく、ほんとうのはなしなんだよ。こうよりほかには、はなしようがないんだからな。」 ところで、その おはなしというのは、こうな

JA
Chỉ nguyên tác

え゛りと・え゛りたす

辻潤

え゛りと・え゛りたす え゛りと・え゛りたす 辻潤 ●本文中、底本のルビは「(ルビ)」の形式で処理した。 ●本文中、[※1~3]は底本からの変更部分などに関する入力者注を表す。注はファイルの末尾に置いた。 なんのためにフランスなぞへいくのか? 旅行免状にはちゃんと「文学研究」と書いてある。自分は文士だからフランスへ文学の研究に行くのだ―それ以上に私はあまり考え

JA
Chỉ nguyên tác

きつねめさんのはなし

ポタービアトリクス

ゆくゆくは ウルヴァの あるじとなる フランシス・ウィリアムへ わたくし これまでたくさん 本を 書いてきましたが、 おぎょうぎのいい みなさんのお話ばかり。 ですからたまには いけすかない おふたりさんの ものがたりを しようと思います。 お名前は、 あなぐまトミーと きつねめさん。 きつねめさんを だれも「すてき」と ほめません。 ウサギたちの きらわれ

JA
Chỉ nguyên tác

くびわの ない いぬ

小川未明

ふたりの 子どもが、いえの そとに たって いました。 「どこの いぬだろうね。」 と、二郎くんが、ちゃいろの いぬを みて いいました。 「しらないけれど、いい いぬだね。」 と、たけおくんは いって、口ぶえを ふきました。すると、いぬは、おとなしく そばへよって きました。ふたりは、かわるがわる いぬの あたまを なでて やりました。 すなおな せいしつ

JA
Chỉ nguyên tác

ねこぬこタムのはなし

ポタービアトリクス

いたずらっこの みんなへ ささぐ ―― とくに うちの にわの へいを のぼる こどもたちへ むかしむかし 3びきの こねこが おりました。 なまえは ミトンズ、 ねこぬこタム、 モペット。 みんな それぞれ けなみも みじかく ふわふわ かわいらしく、 とぐちの あたりで ごろごろ、 ほこりを たてつつ たわむれます。 ところが あるひ みんなの ママ ―

JA
Chỉ nguyên tác