江見水蔭 · 일본어
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원문 (일본어)
――初めての發掘――權現臺の歴史――貝層より石棒――把手にあらで土偶――元日の初掘り――朱の模樣ある土器――奇談――珍品――地主と駄菓子――鷄屋の跡―― 太古遺跡の發掘に、初めて余が手を下したのは、武藏の權現臺である。それは余の品川の宅から極めて近い、荏原郡大井の小字の事。東海道線と山の手線と合して居る鐵道線路の右手の臺地がそれで、大井の踏切から行けば、鐵道官舍の裏から畑中に入るのである。 余は併し大概蛇窪の踏切の第二の線を越して、直ぐと土手に登つて行くのである。 初心の發掘としては此の權現臺は大成功であつた。無論遺物が豐富でも有つたのだが、宅から近いので、數々行き得られたのと、人手が多かつたのも勝利の原因であつた。 されば余として、終生忘るゝ事の出來ぬのは、この權現臺の遺跡で、其所の地を踏む時は勿論、遺物の一片を手にしても、直ぐと其當時を思出すのである。成功した其時の嬉しさも思出でるが、併し多くは其時一處に行つた友の、死んだのや、遠ざかつたのや、いろ/\それを懷出して、時々變な感情に打たれもする。 三十五年の九月、日は忘れたが初旬であつた。それが權現臺最初の發掘で、其頃余の宅は陣屋横
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