大町桂月 · 일본어
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원문 (일본어)
親馬鹿の旅 大町桂月 金さへ返せば、鬼も佛。重荷の一部がおりたかと思へば、我心も輕くなり、金なほ餘れるに、家に歸るより早く、さあ來い、何處へでも、伴れて行つてやらうと、次男と三男とをつれて、立ち出でたり。長男は、近く箱根へつれて行きしことあり、學校の都合もあり、殊に、この日、家にあらざりければ、つれざる也。 さて、都を離れて、何處へゆけば子供は面白がるかと、いろ/\考へしが、江の島は、山もあり、海もあり、貝細工あり、鮑取りもあれば、子供をつれての旅は、これに越したる處はあらざるべしとて、江の島へと思ひ定めて、新橋より汽車に乘る。 まだ次男が八歳、三男が六歳の時の頃也。風寒ければ、汽車の窓は開かず。玻璃越しに、山を眺め、海を眺め、田を眺め、茅屋を眺め、煙突を眺め、荷車を眺め、行人を眺めて、喜びあひしが、冬の日脚低く、夜に入りて、江の島に到りて宿る。晩食の膳に大いなる鰕上りけるに、兒等いたく喜べり。 あくる日、起き出づれば、太陽將に海洋の彼方に上らむとす。日の出を見よと、二兒を呼び起す。二兒、眼をこすり/\日の出を眺めけるが、さまで喜べる樣も無し。二兒をつれて、濱邊を散歩しけるに、一艘の漁
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