小川未明 · 일본어
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원문 (일본어)
孝ちゃんの、近所に住んでいる自動車屋の主人は、変わった人でした。ぼろ自動車を一台しか持っていません。それを自分が、毎日運転して、町の中を走っているのでした。 この自動車も、もとは、りっぱなものでした。主人の清さんが、若い時分、金持ちの運転手を長くつとめていて、やめるときに、金持ちが、その自動車をくれたのでした。それから、何年たったでしょう。 欲のない清さんは、金をためるということをしませんでした。自動車は、だんだん古くなり、破れてきたけれど、新しいのを買うお金はなかったのでした。 この清さんには、いろいろなおかしい話があります。ある日のこと、ひまで困っていました。そこへ美しいモダンガールがやってきました。 「汚い、自動車なのね。いいわ、すぐにやってちょうだい。」と、女はいいました。 「お嬢さん、走るのに、かわりはありません。」と、清さんはにくたれ口をききました。 自動車が走っている間に、美しいお嬢さんは、真っ赤な手さげをあけて、香水のびんを出しました。 その香水の匂いが、たいへんに、いい香いだったとみえて清さんは、運転しながら、夢を見るような気持ちになって、どこを走っているのだか、ぼん
小川未明
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