小川未明 · 일본어
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원문 (일본어)
赤い牛乳屋の車が、ガラ、ガラと家の前を走っていきました。幸吉は、春の日の光を浴びた、その鮮やかな赤い色が、いま塗りたてたばかりのような気がしました。それから、もう一つ気のついたことは、この車がいってしまってからまもなく、カチ、カチという拍子木の音がきこえたことです。昨日もそうであったし、一昨日もそうであったような気がするのです。 「不思議だなあ、牛乳屋の車と、紙芝居のおじさんと、どうして、いつもいっしょにくるのだろうな。」と、ブリキ屋の店から、外を見ていた幸吉は、思ったのでした。 紙芝居は、今日も、赤トラのつづきをやるにきまっています。赤トラの話は、なかなか長編なんでした。おじさんはじめ、子供たちは、みんな赤トラを悪いねこだといっていましたけれど、幸吉は、心の中で赤トラに同情していました。なぜなら、もとをいえば人間が悪いからです。三びきの子を産むと、一ぴきは、近所の子供が追いかけて、どぶの中へ落としたし、一ぴきは、だれかが連れていってしまったし、もう一ぴきは、車に足をひかれたので、母ねこは、そのたびに悲しんで気が狂いそうになり、ついに仕返しをしようと決心するようになりました。赤トラは人
小川未明
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