岸田国士 · 일본어
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원문 (일본어)
傍観者の言 岸田國士 昔から、文芸上の論戦ほど、読んで面白く、考へると馬鹿々々しいものはない。 面白いのは、尤もらしいからである。しかし、両方とも尤もらしいのだから、喧嘩にもなにもならず、そのくせ大にやり合つてゐるつもりでゐるから、そこが馬鹿々々しいのである。殊に相手の云ふことに耳を傾けない――傾けてもわからないらしい――論駁などは、甚だ愛嬌がある。 「なるほどね、さういふ主張もあつていいね。但し、おれは、趣味として不賛成だがね。しかし、まあ、大いにやつてくれ。何れ、「もの」を見せて貰はう。案外感心するかも知れんよ」 大概の場合は、これで済むのである。 「これかい、君の主張する傾向の作品といふのは。なるほど、変つてるね。だが、どうもおれにはよくわからんよ。わからないから駄目だとは云へないが、一寸好きにもなれず、さう感心もできないね。誰か佳いつて云ふものがあるのかい。へえ、その人はほんとにわかつてるのかね」 これで話のすむ場合も度々ある。不親切だと云ふなら、その後で 「それにしても君、君の主張する処によれば、……なんだらう。此の作品では、さういふ処が、まだ、それほどしつかりしたものになつ
岸田国士
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