佐藤春夫 · 일본어
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원문 (일본어)
あるところに一匹のコーモリがいた。それはオモチャで、ボール紙を切り抜いてその上に紫いろのアートペーパーがはりつけてあった。そして小さなゼンマイ仕掛でバタバタと飛ぶように出来ていた。 ところがある日、このコーモリがどうしたのか、それをこしらえた職人の店へ帰って来た。それは街に青い瓦斯燈がまたたき出した頃で、職人がその一日の仕事を終えてその木の馬や鳥や、それからそのコーモリの弟である沢山のコーモリなどをかたづけてから、煙草に火をつけて一ぷく吸っている時であった。その時、職人はむこうの角の方から地面とすれすれに鳥のようなものがヒラヒラとこちらへ飛んで来るのを見た。 しかし職人はすぐそれが自分のこしらえたコーモリであるということに気がついた。はて何かわすれた仕掛でもあったかな――あまりゼンマイが弱すぎていたかな――と思いながら見つめていると、コーモリは窓から職人の坐っている仕事台の上へコツンと降りた。 「どうしたんだい?」 職人はやや心配しながら、またいたわるようにこう問ねた。 するとコーモリの言うのには、 「天が高うて昇られない。」 「そうか。」 と言って職人はやはりゼンマイが弱かったと思い
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佐藤春夫
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