佐藤春夫 · 일본어
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원문 (일본어)
堀辰雄とは何時から交際をはじめたらうか。さういふ事にかけては割合に記憶の悪くないわたくしだが、あまり明確には思ひ出せない。多分まだ「驢馬」の同人であつたころ彼があまりあざやかな文学上の特性を現はさないころ、芥川家で偶然に落ち合つた青年の一人として彼を最初に見たためではあるまいか。それならば一時にあまり沢山に同じやうな人びとを見たために印象がぼやけてしまつたのかも知れない。尤も芥川や室生から彼の噂をその前後によく聞いて、殊に、そのむし歯のことを歌つた短い詩を芥川が推賞した時、それはわたくしも既に注目して置いたもので即座に芥川に同感した事はよくおぼえてゐる。それで今度抒情詩のアンソロジイを編むに当つても彼のはそれと他に一篇とを採録することにしたものであつたが。 芥川が歿した直後、彼の印象が僕にだんだんと鮮明になつて来たのは彼の文学活動のためではなく(といふのは彼がその真価を発揮しはじめたのはもう少し後であつたやうに思ふから)彼がさう頻頻とではないが、ときどき僕のところへ遊びに来るやうになつたためであつたとおぼえてゐる。僕はよい作家としてよりも以前に好もしい人がらの青年として彼を先づ認めたの
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佐藤春夫
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