豊島与志雄
豊島与志雄 · japonés
Aun no hay traduccion. Solicita una para adelantar la fecha.
豊島与志雄 · japonés
Vista previa del primer parrafo
Original (japonés)
「沈黙」の話 豊島与志雄 寡黙の徳を讃えるのは、東洋道徳の一つであり、西洋道徳の一微分でもある。常にそうだとは云えないが、或る場合に於ては、寡言を金とすれば、饒舌は銅か鉄くらいのものだろうし、沈黙は金剛石ほどになるかも知れない。だからこれを逆に、或る場合に於ては、沈黙は無智であり、寡言は小智であり、饒舌は大智であると、モダーンな皮肉も云ってみたくなろうというものだ。 沈黙が金剛石であるとすれば、その結晶的純粋さと硬度とを以て自己を磨くことが、至極の修練となるわけであろう。面壁三年の例は云うまでもなく、沈黙的修業が如何に仏道に周く採用されてるかは、人の知るところである。また、トラピスト其他の修道院で如何にそれが採用されてるかも、人の知るところである。 * さて、道徳や宗教の方面のことを述べるには、叡智とか悟道とかいう困難な迷宮にふみこまなければならないから、暫く措くとして、普通に、沈黙は、後で大に言わんがための、或は最後の一言を言わんがための、或は唯一の真理を言わんがための、その前提として役立つ。 関西方面の伝説に、「くだん」というものがある。百年に一度くらいしか生れないもので、その形は
豊島与志雄
Estado de la traduccion
En esperaInicia sesion para solicitar una traduccion.
Preguntas frecuentes
Yes — completely free. This book is in the public domain, so Pagera offers the full text without payment or account requirement. Pagera is funded by advertising.
Lectura gratuita
Empieza a leer sin registrarte. Crea una cuenta gratis para más libros y funciones.