西東三鬼 · 일본어
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원문 (일본어)
私は今日、町はづれのお不動様の近くに、用事があつて出掛けたが、用事の済んだのは夕暮れで、道傍の草むらには、秋も終りに近い虫の声が散らばつていた。そんな時間にも、まだお不動様へお詣りの群が切れ/″\につゞいて来るのであつた。 四、五十歳位の女の人が多く、皆、肩から斜に白い襷を掛け、それには津山不動講と書いてあつた。 そして私も岡山県津山市で生れたのだ。 私もこの人達と同じ年配だから、この中には、あの城山の下の小学校で、私と机を並べた人が居るかも知れない。そう思つて私は、あとから/\続いて来る顔を、ジロジロ見ながら歩いた。 あの小学校の上の城跡からは、時の鐘が一時間毎に、ゆつくりと鳴りひゞいた。城山の古い松の木には、おびただしい鴉が住んでいて、今日のような、いわし雲の空には、日暮れになると、胡麻をまいたように群れ騒いだ。小学生の私達は、その声をあとにして、思い/\に家に帰つたものだ。私はよごれ果てた都会人だが、ふるさとのこの人達の中に、四十年前の私の、幼な顔を発見して呉れる人はいないだらうか。私はふるさとの言葉を聞こうと、すれちがう度に耳を澄ましたが、秋の日暮れの旅先で、馴れない乗り物と人
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西東三鬼
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