徳富蘇峰 · 일본어
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원문 (일본어)
皆様、兄が弟を葬ると云ふ事は極めて不自然な事であります。又た其葬る場所に於て、兄が弟に就てお話をすると云ふ事も、恐らくは不自然の事であらうと思ひます。併し私が茲に一言申しますことは、単に御座なり義理一片の弔辞ではないのであります。茲に立ちまして、弟の遺骸の前に立ちまして、併せて皆様の前に立ちまして、一言申しますることは、是は弟の志であらうと思ひます。 弟は死する時に、私の手を執りまして、後の事はよろしく頼むと申しました。其のよろしく頼むといふことの中には、少なくとも今日此の場合に私が一言をすると云ふ事も、加はつて居たであらうと信ずるのであります。 × × × 弟の文学上に於ける位地は、天下の公論がありまして、私が茲に彼れ是れ申す必要は無いと思ひます。併しながら其の得たる所の位地は、私共の父が与へたのでもなく、兄たる私が与へたものでもなく、是は弟の独自一己の力を以て開拓したる所の位地であります。さうして是までにやり上げたと云ふことは、私の父も、私も、全く意想外の事であつたのであります。この一事だけは私は皆様に告白し、併せて私の亡き父の申す分迄告白して置きたいと思ふのであり
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徳富蘇峰
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