Vol. 2May 2026

도서

공개저작물 세계 지식 라이브러리

14,981종 중 8,496종 표시

新カナヅカヒの問題

坂口安吾

新カナヅカヒの問題 坂口安吾 ちやうど今日(十月三日)文部省で著作家側を招いて新カナヅカイと漢字の問題で意見をきゝたいといふことで、僕も招かれてゐるけれども、紙上で述べる方が意をつくし得るから、以下、私見を書くことにする。 ★ 僕は新カナヅカイも漢字制限も主旨として当然なことだと思つてをり、文字はなるべく簡単明快にする、これも当然、さうなつて悪いところは一つ

JA
원문만

新しい国語教育の方角

折口信夫

新しい国語教育の方角 折口信夫 一 私くらゐの若い身で、こんな事を申すのは、大層口はゞつたい様で、気恥しくもなるのですが、記者の方の設問が、私の考へ癖に這入つて来ましたので、遠慮ないところを申しあげます。 私などがまづ、今の世間では、一番正当に国学者の伝統を承けた若者と言はゞ言へる人間なのでせう。私の教室でする講義ぶりや表出などを反省して見ましても、亡くなら

JA
원문만

新アラビヤ夜話 序

佐藤緑葉

スティーヴンスンは近代の英文學者中で最もよく吾が國に紹介された者の一人であるから、恐らく茲に其傳記などを詳説する必要はあるまい。「寶島」は大抵の人が少年時代に一度は胸を轟かせる海賊奇談で、「ジーキル博士とハイド氏」は映畫でお馴染になつてる者も少くないと思ふ。專門學校程度以上の學校の學生々活を經驗した者なら、誰でも彼の短篇小説の一つ二つには原文で接觸してゐよう

JA
원문만

新しき大地

宮本百合子

新しき大地 宮本百合子 大地は大変旧いものだ。けれども同時に刻々生成をやすめない恒に新鮮なものでもある。 私たちの生活に、社会について自然についていろいろと科学的な成果がゆたかに齎らされるにつれて、旧き大地の新しさや、そこの上に生じてゆく社会の歴史の様相が極めて複雑であることを理解する。 日本の勤労人員の幾割が農民であろうか。 約四十八パアセントが農業に従っ

JA
원문만

新奇談クラブ 01 第一夜 初夜を盗む

野村胡堂

「久し振りで此の会を開きました。さぞ皆様は奇談、怪談、珍談を山の如く用意して下すったことと思います」 奇談クラブの集会室、幽幻な感じのする真珠色の微光が、承塵の裏から室全体を海の底のように照して居る中に立って、幹事の今八郎は斯う口を開きました。 「世の中が斯う平凡に組織立って来ると、私共の生活は極めて安全ではあるが、その代り面白味も可笑味も無くなってしまいま

JA
원문만

新奇談クラブ 02 第二夜 匂う踊り子

野村胡堂

「途方もない話をすると思う人があるかも知れませんが、これは総て私の経験した事実で、寸毫のおまけも無い、癪にさわるほど露骨な物語であります」 第二話を引き受けた若い富豪蔵園宗三郎は、その秀麗な面を挙げて、少し極り悪そうに斯う話し始めました。奇談クラブの集会室、例の真珠色の光の中に、女会長の美しい吉井明子を中心に、贅沢の限りを尽した思い思いの椅子が、十二の花弁の

JA
원문만

新奇談クラブ 03 第三夜 お化け若衆

野村胡堂

「道具立てが奇抜だから話が奇抜だとは限りません。私の秘蔵の奇談は、前半だけ聞くと、あり来りの講釈種の如く平凡ですが、後半を聞くと、聊斎志異か剪灯新話にある、一番不思議な話よりも不思議な積りです。どうぞ、途中で――何んだつまらない――なんて仰しゃらずに、最後の一句までお聴きを願います」 第三の「話の選手」増田晋は、斯う言った調子で始めました。 「――娘心を捉え

JA
원문만

新奇談クラブ 04 第四夜 恋の不在証明

野村胡堂

「女は全く謎の塊のようなものですね」 奇談クラブの談話室――例の海の底のような幽幻な光の中で、第四番目の話の選手、望月晃は斯う始めました。 それは、十三人の会員達の度胆を抜く為に用意された、奇抜な序奏と言うよりは、寧ろ話し手の腹の底から沁み出して来たやるせない述懐の言葉らしく響くのでした。 「私は大変な経験をして了いました。生涯忘れることの出来ない不愉快な記

JA
원문만

新奇談クラブ 05 第五夜 悪魔の反魂香

野村胡堂

「この話の面白さに比べると、失礼だが今まで語られた奇談は物の数でもない、――と言うと、アラビアン・ナイトのお妃の極り文句のようですが、私は全くそう信じ切って居るのです」 奇談クラブの集合室で、話の競技の第五番目に選手として立った春藤薫は、十三人の会員達の好奇に燃ゆる顔を見渡し乍ら、斯う言った調子で始めました。まだ若々しい癖に、白襟に十徳見たいな被布を羽織った

JA
원문만

新奇談クラブ 06 第六夜 人形の獄門

野村胡堂

「人形の首を梟した、――という話、気味は悪いが、充分に面白い積りです」 第六番目に立った話の選手大滝左馬太は、奇談クラブの談話室で、斯う話し始めました。 「これも今の世の事ではありません。天保十一年の晩春、十一代将軍家斉の治下で、江戸の風物は熟れた果物のように、甘酢ぱく頽廃し切った時のこと、私の為には流祖、人形師としては、古今の名人と言われた松本鯛六――一名

JA
원문만

新奇談クラブ 07 第七夜 歓楽の夢魔

野村胡堂

「皆様のお話は、面白いには相違ありませんが、少し陰惨過ぎて、胃の腑の為には宜しくなかったように思います。其処へ行くと私の話は明るくて、朗らかで、お伽話のように浪曼的ですが、決して小説や作り話ではありません。悉く今八郎さんの仰しゃる、切れば血の出るような事実談です。私が経験したことを私が話すのですから、これほど確かなことはありません」 第七番目の話の選手水島三

JA
원문만

新奇談クラブ 08 第八夜 蛇使いの娘

野村胡堂

「エロとかグロとか言ったところで、今の人の嗜好や経験は多寡が知れて居ますが、昔の専制的な大名には、随分飛び離れた生活をした人があったようですね。これは私の大伯父から聞いた話で、掛値の無い事実談ですが、荒淫な大名生活の一断面を知る為には、持って来いの恰好な物語でしょう。時は士気も綱紀も頽廃し切った天保の末、大名は小身乍ら、維新にかけて鳴らした人物ですが、旧藩関

JA
원문만

新女大学

福沢諭吉

新女大学 福沢諭吉 一 夫れ女子は男子に等しく生れて父母に養育せらるゝの約束なれば、其成長に至るまで両親の責任軽からずと知る可し。多産又は病身の母なれば乳母を雇うも母体衛生の為めに止むを得ざれども、成る可くば実母の乳を以て養う可し。母体平生の健康大切なる所以なり。小児は牛乳を以て養う可しと言い、財産家は乳母を雇うこと易しとて、母に乳あるも態と之を授けずして恰

JA
원문만

新女性のルポルタージュより

宮本百合子

新女性のルポルタージュより 宮本百合子 集った原稿をよんで、生活のルポルタージュというものは案外むずかしいものであることを深く感じました。 ごく主観的に自分の気持というものを自分の気持の内からだけ書いた感想のようなものが多いことも、現代の社会での若い婦人の生活について考えさせます。そういう文章は、なるほどこの人はこんな心持でいるということだけは分らせるけれど

JA
원문만

新妻の手記

豊島与志雄

新妻の手記 豊島与志雄 結婚してから、三ヶ月は夢のように過ぎた。そして漸く私は、この家庭の中での自分の地位がぼんやり分ってきた。 家庭といっても、姑と夫と私との三人きり。姑はもう五十歳ほどだが、主人の死後、長年のあいだ一人で家事を切り廻してきたひとで、気力も体力もしっかりしている。夫は会社員である。さして生活に不自由しない程度の資産があり、都の西郊にある家は

JA
원문만

新婚旅行

正宗白鳥

例年の如く、晩秋のこの頃は、黄ろい葉や紅い葉で色取られて、箱根の山は美しい。この山に限らない、何處の山でも何處の田舍でも、秋は美しいに違ひない。 晴れ切つた、風のない空に、烏が幾羽も浮んでゐる。 山中でも温かい日盛りの午後の二時頃。 一人の男と一人の女とが、宮ノ下の電車の停留所へ、足早に坂を登つて來た。彼等の乘つた二等室には、他には乘客がなくつて借し切り見た

JA
원문만

新しいアジアのために アジア婦人大会によせて

宮本百合子

いよいよきたる十二月十日から一週間北京でアジア婦人大会がひらかれます。そして日本からもそこに出席するために代表がえらばれました。これは現代の人類の歴史にとって深い深い意味をもつ新事実です。 世界地図をひらいて、アジアを眺めましょう。まず、アジアの北の広い部分を占めてソヴェト同盟の、いくつかの民族自治共和国をふくむ地域があります。広大なその地域と、これもまた広

JA
원문만

新しい婦人の職場と任務 明日の婦人へ

宮本百合子

このかいわいは昼も夜もわりあいに静かなところである。北窓から眺めると欅の大木が一群れ秋空に色づきかかっていて、おりおり郊外電車の音がそっちの方から聞えてくる。鉄道線路も近いので、ボッボッボッボと次第に速く遠く消え去って行く汽車の響もきこえ、一日のうちに何度か貨車が通過するときには家が揺すぶれる。毎夜十一時すこし過ぎてから通るのが随分重いとみえて、いつもなかな

JA
원문만

新学期行進曲

海野十三

新学期行進曲 海野十三 第一景 勉強組合 △騒然たる中学校の教室の音響――「やい亀井」「なんだ松岡」「随分黒いぞ」「黒くておかしいかい。やい白ん坊」「なんだ黒ん坊」などの早い会話のやりとりを遠く聞かせる。それに交って、床をドタ靴でふみならしながら、愛国行進曲を口笛で吹いているのが聞える。△始業のサイレンの音――更に遠くに聞える。△扉をドーンとついて、また新た

JA
원문만

新官制擬定書 慶応三年十月十六日

坂本竜馬

関白  一人。 公卿中尤徳望智識兼修ノ者ヲ以テ、之ニ充ツ。 上一人ヲ輔弼シ万機ヲ関白シ、大政ヲ総裁ス。(暗ニ公ヲ以テ之ニ擬ス) 議奏  若干人。 親王公卿諸侯ノ尤モ徳望智識アル者ヲ以テ、之ニ充ツ。 万機ヲ献替シ、大政ヲ議定敷奏シ、兼テ諸官ノ長ヲ分掌ス。(暗ニ島津、毛利、山内、伊達宗城、鍋島、春嶽諸侯及、岩倉、東久世、嵯峨、中山ノ諸卿ヲ以テ之ニ擬ス) 参議  

JA
원문만

新宮

佐藤春夫

わがふるさとは熊野の首邑新宮(シングウと読んで下さい)古来の名邑である。シンミヤだのニイミヤなどといえば人に笑われるだろうし、わたくしにはふるさとの感じがない。 郷関は五十年前に出たから、ふるさとの新年は、やがてわが幼少年時の新年ということになる。天下は太平で、少年はたのしかった。 ポンプ井戸の若水ですがすがしく顔を洗い父を中心に男兄弟三人そろい、星をいただ

JA
원문만

新帰朝者日記

永井荷風

あゝ丁度半年目だ。月日のたつのは早い。日本に歸つてからもう半年たつた。また今日も風か。何といふ寒い風だらう。十一月悲しき十一月、冬が來ると世界中何處へ行つても寒い。亞米利加から歐羅巴、地中海から印度洋を旅して來た經驗から考へても、要するに神の作つた地球上の天候は至る處人類の生活に適して居ない事が分る。暑くもなく寒くもなく、人間をして他の動物と同じやうに青草の

JA
원문만

新帰朝者日記 拾遺

永井荷風

葉山の別邸に父を訪ねた。玄關からは上らずに柴折戸を潜つて庭へ這入ると、鼈甲の大きな老眼鏡をかけた父は白髯を撫でながら、縁側の日當りに腰をかけて唐本を讀んで居られたが、自分の姿を見ると、何より先に、去年來た時よりも庭の石に大分苔がついたであらうがと云はれた。庭はさして廣いと云ふではないが、歩むだけの小徑を殘して、一面に竹を植ゑ、彼方此方に大きな海岸の巖石を据ゑ

JA
원문만

新年号の『文学評論』その他

宮本百合子

新年号の『文学評論』その他 宮本百合子 内外の複雑な関係によってプロレタリア作家が組織を解体してから、ほぼ一ヵ年が経過した。その困難な期間に発刊されたさまざまの文化・文学雑誌は、編輯同人のグループはそれぞれに別個だし、編輯方針の細部でもそれぞれのある独自性を発揮しつつ、たとえば『文学評論』はすでに第二巻に進み、綜合的な文化雑誌『文化集団』はこの一月第三巻第一

JA
원문만