海野十三 · 일본어
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원문 (일본어)
街の探偵 海野十三 キップの装置 『さっきから気をつけていると、コトンコトンと、微かなリズミカルな音がしているね』 と、彼は指を天井の方に立てて云うのであった。 『ああ、僕にも聞えるよ。鼠が居るのじゃないか』 と、僕はこたえた。 『ねずみ? 鼠が音楽家でもあればねえ』 と、彼はニヤリと笑って、 『――あれは天井裏に、瓦斯を発生する装置が置いてあるんだよ』 『え、瓦斯を発生するって、一体なんの瓦斯だい』 『多分キップの装置だろうね。亜鉛を硝子瓶に入れて置いて、その上に稀硫酸を入れるのさ。うまいこと水素瓦斯が出てきてはやみ、やんではまた出てくるんだよ』 『おい帆村。早く云ってくれ。なぜ水素瓦斯の発生装置が天井裏に置いてあるんだ』 と、僕は帆村探偵の腕をつかんでゆすぶった。 その途端に、電話のベルがけたたましく鳴りだした。 僕ははっとした。そして電話機のところへ駈けよろうとしたが、そのとき帆村が、 『おい待て、電話機に手をかけるな』 『ええっ、なぜ――』 『俺の後についてこい。説明はあとでするから――』 というなり帆村は、椅子から立ちあがった。彼の手はその椅子を頭より高く持ちあげた。そしてつ

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