小川未明 · 일본어
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원문 (일본어)
「絵を描きたくたって、絵の具がないんだからな。」 あまり欠乏しているのが、なんだか自分ながら、滑稽に感じたので、令二は笑いました。 「いくらあったら、その絵の具が買えます。」 「さあ、ホワイトはなかった、それにグリーンもないと、まあ三円はいりますね。」 「もし、それくらいでいいのなら、私が、どうかして、こしらえてあげますよ。」 母親は、年のせいか、日の光が恋しいので、縁側の方に、小さな背中を向けて、答えました。 「なに、いますぐ描かなくたっていいんです。」 令二は、気の弱い母をいじめて、すまなかったと、淋しい気がしました。 そばで、一心にセーターを編んでいた、姉のさき子は、 「そんなこと口に出さなければ、いいじゃないか。」と、弟を上目でにらみました。 「描きたいから、描きたいといったのだ。」 こんどは弟が、口をとがらして姉をにらんだ。 「なんだ、そのかばのような顔は?」 「なんだ、乾しいわしのような目をして。」 二人が、言い争うと、母は、 「もう、けんかはよしておくれ、明日にでもお金をこしらえてきて絵の具を買ってあげますから。」といいました。 「お母さん、令二にそんなお金をおやりなさる
小川未明
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