小川未明 · 일본어
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원문 (일본어)
赤ん坊をおぶった、男の乞食が町へはいってきました。その男は、まだそんなに年をとったというほどではありませんでした。 男の乞食は、りっぱな構えをした家の前へきますと、立ち止まって、考え込みました。それから、おそるおそる門の中へ入ってゆきました。 「どうか、なにかやってくださいまし。」と、声をふるわせて頼みました。 しかし、家の中では、その小さい声が聞こえなかったものか、返事がありませんでした。 乞食は、つぎには、もっと大きな声を出していいました。 「なにか、この哀れな子供にやってくださいまし。」といいました。すると、家の中から、声ばかりで、だれも、顔を出さずに、 「なにも、やるようなものはない!」と、しかるように答えました。 その日は、どういうものか、乞食は、何家へいきましても、同じようなことをいって断られました。 「こんなに、りっぱな、大きな家に住んでいながら、くれるようなものがないとは、不思議なことだ。」と、乞食は、つくづく思わずにはいられませんでした。 脊中におぶさっている赤ん坊が、腹が減ったので泣き出しました。乞食は、どうしたらいいか、ほんとうに困ってしまいました。 太陽は、やが
小川未明
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