小川未明 · 일본어
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원문 (일본어)
のどかな、あたたかい日のことでありました。静かな道で、みみずが唄をうたっていました。 田舎のことでありますから、めったに人のくる足音もしなかったから、みみずは、安心して、自分のすきな唄をうたっていました。 「おれほど、こう長く、息のつづくうまい歌い手は、世間にそうはないだろう。」と、心のうちで自慢していました。 あたたかな春風は、そよそよと空を吹いて、野原や、田の上を渡っていました。ほんとうに、いい天気でありました。あたりのものは、みんな、みみずの鳴き声にききとれているように、だまって、ほかに音がなかったのです。 このとき、ふいに、田の中から、コロ、コロ、といって、かえるが鳴き出しました。 「はてな、なんの音だろう?」と、みみずは、ちょっと声を止めて、その音に耳をすましましたが、すぐに、あの不器量なかえるの鳴く声だとわかりましたから、 「かえるのやつめが、負けぬ気でうたい出したわい。」と、みみずは、それを気にもかけぬというふうで、ふたたび唄をうたいつづけたのであります。 かえるも、なかなかよくうたいました。水の中から頭を出して、うららかにてらす太陽を見上げて、思いきり、ほがらかな調子で
小川未明
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