小川未明 · 일본어
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원문 (일본어)
二郎は昨夜見た夢が余り不思議なもんで、これを兄の太郎に話そうかと思っていましたが、まだいい折がありません。昼過ぎに母親は前の圃で妹を相手にして話をしていたから、裏庭へ出て兄を探ねると、大きな合歓の木の下で、日蔭の涼しい処で黙って考え込んでいるのであります。二郎は心配そうに傍に寄り添うて、 「兄さん、何を其様に考えているんです、何処か悪いんでありませんか。え、兄さん。僕は昨夜不思議な夢を見たから話そうと思って来たんです。」 兄は驚いた風で、少し急込んで、 「お前は、どんな夢を見たんだ。」 と問いました。二郎は余り兄の狼狽たのを意外に思ったけれど、声を一段と低めて、昨夜の夢のあらましを話しました。 「兄さん! 僕の真実の母さんは生ているよ。隣村の杉の森の中に住んでいて、僕が行って遇うた夢を見たよ。大変に喜んで可愛がってくれたよ。僕は今のお母さんも好きだけど、死んだ母さんも好きだなあ。」 と語る。と兄は顔の色を紅く染めて、 「二郎や、僕もそれと同じい夢を見た。母さんは初め遇うた時に知なかったが、なんでもよく似ている人だと思って、取縋って見ると母さんであったのだろう……。」 「うん、そうだった
小川未明
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