折口信夫 · 일본어
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원문 (일본어)
○此頃いくらか、芝居が嫌ひになれた様な気がする。性根場になつて、どうにもこらへられないで、とろ/\する事が多い。其でも尚芝居に行つて、廊下を歩く気持ちがよくて、やめられないと言ふ人もある。私もさうかと考へて見たが、廊下で知り人などに会ふのは、思つても愧しい。幸と、しげ/\出入しながら、芝居で、あんまり人に会うて、赧い顔をした事がない。私の知つた範囲には、芝居ぎらひが多いからであらう。ひよつとすると、誰にも知られずに居られるところだから、一番のう/\するのかも知れない。話をした事のない方で、YIさんなどには、ずゐぶん出くわした様だ。併し、其すら却て、静かな気分を助ける側にはたらく様だ。一度鹿児島のはと場で、国の町の電車などで、よく見かけた人に出あつた事があつた。其時の気持ちに似て居る。親代々の町人だからかも知れない。深い山や、離れ島にも行つて見たが、しん底おちついた気分になつた覚えがない。そんな静かな処で、さわだつ心が、芝居の桝に小さくなつて居ると、不思議におちついて来る。ひどい神経衰弱なのである。 ○私の下にまだ二人、弟が居る。日曜日などには、このたつた二人の目下だつた弟を、一日中いぢ

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