折口信夫 · 일본어
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원문 (일본어)
我々の生活してゐる明治・大正・昭和の前、江戸時代、その前室町時代、その前鎌倉時代――その鎌倉から江戸迄の武家の時代と言ふものが、どの時代でも同じやうに思はれますが、違つてゐます。武家の生活が型をもつて来る時代、それをかためる時代があり、――武家が土地に対して執著の少い時代と、土地をはなさない時代とがあります。民族性格からは、土地を自由に考へてゐますが、これは事実は明らかで、合戦記等の生活を書いたものには、あるものが旗挙げすると、その大将が国々を歩いてゆくうちに、大勢の人がつき、最後に行つたさきで生活します。義仲が信濃を歩くと、それについて都迄這入つて、その人々は信濃には帰らないで都ではてゝしまひます。かう言ふ例が地方の豪族には多く、土民の歴史はそれを考へぬとわかりません。それがいつしか時代と共に、武家が土地に執著するやうになり、大名の国替へで擾乱を起したりしますが、幕府のその国替への政策は無謀のやうですが、それがかつての土地を自由に思つてゐた時以来の考へであり、徳川の初め以来さう考へてゐたものが、治つて来ると土地への執著と共にさうゆかなくなります。 土地をうつしてゆく武家の生活の起りは
折口信夫
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