佐々木邦 · 일본어
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원문 (일본어)
「それについては面白い話があるよ」 と社長が言い出すと、周囲のものは皆辟易する。しかし相槌を待ち設けて見廻しているから、誰か、 「はゝあ」 と応じてやらなければならない。社長には尻馬居士という綽名がついている。人の話の後から屹度何か思い出して、 「それについては……」 をやる。それが時には甚だそれについていないことがある。日外重役の星野さんが何かの機会で、 「私は申年生れです」 と言ったら、社長は、 「申かね? 猿については我輩も一家の意見を持っている」 「はゝあ」 「四国猿といって、彼奴は我輩の郷里が本場さ。この頃は大分へったようだが、昔は随分いたものだぜ。芸を仕込むには四国猿に限る。南洋でも捕れるが、彼方のは覚えが悪い。猿廻しの連れて来るのは皆我輩と同郷さ。加藤清正に論語を習った猿も四国産だったろう。彼奴を山から捕って来て馴らすには……」 と猿の講釈を始めたことがある。そういう折からは一同仕事の手を休めて傾聴して、然るべきところで笑わなければならない。会社員もナカ/\骨が折れる。尤も猿が加藤清正から論語を習ったなぞと聞けば、何うしたって吹き出さずにはいられない。誤植が多いので助かる
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佐々木邦
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