佐藤惣之助 · 일본어
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원문 (일본어)
もう一般に釣技といふ言葉が通じるなら、やがて釣道といふ言葉もあつてよい訳で、殊にその釣道の真諦、――と訊ねられると、実技の奥義は暫く措いて、何が人をさういふ風に引つけるか、夢中にするかといふと、どうも釣人の落ちゆくところは、あの得も云はれぬ感覚の反応にあるやうに思ふ。つまり魚のアタリ、魚力と争ふ感応、又は魚をぐつとやる把握的な触覚にあるやうに思へる。それを先づ基調とする。中枢とする。或は醍醐味と云つてもよし、牽引力ないし恍惚境といつてもよい。こいつばかりは獲物の多少でもなく、単なる自然研究、細かくは魚類学の勉強でもなく、又川海の気や体育の保健とか、或は環境が然あらしめたものでもなく、求め努めて迎へ逢着するところの、性癖性感へまでに基因するものではなからうかと思ふ。一と度釣りをして、それが釣れるとなると、誰しも単に釣ることや魚に興味を見出すが、釣師も一度は釣れなくなり、考へて練つて、よく目的を極めて、一つ宛魚の習性を極めてゆくと、帰するところは捕魚の利潤でもなく、職漁意識でもなく、実はあの感覚、あの官能一点につながるやうになるのではなからうかと思ふ。しかも水天一髪の間に泛んで、澄明清気を
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佐藤惣之助
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