佐藤春夫 · 일본어
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원문 (일본어)
「文学青年といふ奴はどうしてかうも不愉快な代物ばかり揃つてゐるのであらう。不勉強で、生意気で、人の気心を知らない。ひとりよがりな、人を人とも思はぬ、そのくせ自信のまるでない、要するに誠実も、智慧もない虚栄心の強い女のくさつた見たいな……」 そのほかこの種の形容詞をまだまだ沢山盛り上げようとしてゐるところを、堀口大学がいつになく横合から口を出して、 「それでいゝのだよ。文学といふものは、一たいがさういふものなのさ。そのままでだまつて十年か二十年見てゐてやると、その不愉快千万な代物が、それぞれ相応に愉快な、見どころのある奴に変つてくるのだ。それが文学といふものの道だね。有難いことさ。たとへば我々にしたところが十年か十五年前を回顧して見ると、お互立派に不愉快な文学青年であつたらしいからね。」 あとは笑つた。それはもう十年位以前の事であつたらう。折にふれてこんな会話を取交した記憶がある。何時、何人に関する出来事に就てであつたやらはもう覚えない。ただ自分の記憶に存してゐるのは、あの風采も心持も寛雅な友人が自分の不平を慰めようと自分のために言つた「有難い文学の道」や「十年か十五年前にはお互立派に不
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佐藤春夫
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