薄田泣菫
薄田泣菫 · 일본어
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薄田泣菫 · 일본어
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원문 (일본어)
9・1苦楽 むかし、ある物識りが、明盲の男を戒めて、すべて広い世間の交際は、自分の一量見をがむしやらに立てようとしてはいけない、相身互ひの世の中だから、何事にも、 「堪忍」 の二字を忘れてはならぬと話したことがありました。すると、明盲の男は不思議さうに頭をかしげて、 「お言葉ですが、堪忍の二字とおつしやるのは何かの間違ひではございますまいか。 『かんにん』 と申すと、丁度四字になるやうで……」 と、自分の指を一つづつ四本折つて見せました。 物識りの男は、可笑しさに噴き出したくなるのを堪へて、 「いや、違ふ。堪忍とは、『たへしのぶ』と訓んで二字で出来てゐるのだ。」 と言つて、聞かせました。 すると、聞いてゐた男は指を折つて数をよみながら、一層腑に落ちなささうな顔をしました。 「たへしのぶ――なら、また一字殖えて五字になりましたが……」 相手が余りわからないことを言ふので、物識りの男はむつとしました。その気色を見てとつた明盲は、にやにや笑ひながら、 「ともかくも、堪忍は四五字と心得まして、その四五字を忘れぬやうに心掛けませう。いや、ありがたうございました。」 と、お辞儀を一つしました。 物
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薄田泣菫
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