田山花袋 · 일본어
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원문 (일본어)
県庁のある町には一種のきまつた型がある。大抵封建時代の城址をその公園にして、其一部に兵営があつたり、行政官衙があつたりする。そしてその街には屹度東京の浅草公園とか大阪の千日前とかを小さくしたやうな賑かな一角を持つて居る。 県庁のある町は概して感じが浅薄で、何処となく気分がそは/\する。繁華の程度が加はつて来れば来るほど、其土地固有の古い空気を失つて居る。広島だの仙台だの、岡山だの、福岡だの、何う観察して見ても好い町だとは思はれない。すぐれた面白い処とも思はれない。 それでもまだ昔のなつかしい空気が何処となく残つて居て、士族町などに紅白の木槿の花の垣を見るやうな町が、その多い県庁のある町の中にないでもない。若い娘達の紅い頬の中には、其土地の純な色と匂ひとを味ふことの出来るやうな処もないではない。そしてそれは多くは交通の不便な処とか、東京を遠く離れた所とかの町になる。弘前などはその一つである。秋田もその一つである。山形も其一つである。 金沢は百万石の城下と言つたやうな何処となくボンヤリした処が著しく眼につく。堅い感じのする町、夜のさびしい町、家のつくりの陰気な町、それに空気に停滞したやうな
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田山花袋
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