長谷川時雨 · 일본어
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원문 (일본어)
河風 長谷川時雨 江東水の江村の、あのおびただしい蓮が、東京灣の潮がさして枯れさうだといふ、お米も枯れてしまつたといふ、葛飾の水郷もさうして、だん/″\と工場町になるのだらう。龜井戸の後など汽車の窓からみると、紅白の花が可哀さうなほど汚ならしくぎら/″\した蓮田がある。 隅田川流域――たつた一筋の東京をつらぬく川、むかしは武藏下總のなかを流れた大川筋の、武藏側の、今戸、橋場のさきには潮入村といふ名がある。むろんあの邊一帶に、葭芦しげる入江であつたのだといふし、下總も、眞間の入江と歌にも殘つてゐる通り、鴻の臺下まで海であつたのだから、その點、蓮田に潮の逆入は古い/\昔にかへつた――ともいへるが、青い/\海原が、青い/\水田になり、また青い/\波が打寄せるやうになるのではなく、こんどは、青いものなんか何ひとつない、眞黒い煤煙と、コンクリートになつて、以前は青いものを自然が示したが、後には青いのはそこに住む人間の顏といふことにならう。現在でも、千町田を目の前にして、田は赤く枯れ、人の面は憂ひに青ざめてゐるのだ。 夕立や田をみめぐりの神ならば――と俳聖が干天に祈つた三圍神社も、もう香夢洲の名所
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長谷川時雨
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