正宗白鳥 · 일본어
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원문 (일본어)
私には子供がないから、學校の撰擇、入學の困難について心を惱ましたことがない。そして、私自身は、教育制度の混沌曚昧たりし時代に成長したお蔭で、入學にも卒業にも、試驗の苦しみなんかは、寸毫も經驗しなかつた。たゞ小學校時代に、小さな弱い身體で體操をやらされた時だけ學校苦を感ぜさゝれた。そして早くから官立を窮屈な所と厭はしく思つてゐた。當時修學慾に燃える青少年の憧憬の的となり、絶大の權威をもつてゐた帝國大學を目指して、修業の道を進まうとは毛頭考へてゐなかつた。小學を出ると、漢學を主とした私塾へ入つた。それからキリスト教の私塾へ入つた。それ等の私塾で、右の耳で老儒の論語、孟子を聽き、左の耳で米國宣教師の外國語を聽きながら、私は、前途の修業方針を考へてゐたが、同志社と慶應義塾と早稻田との三つのどれかを撰ぶべきかをいつも考へてゐたのだ。同志社が東京にあつたら、迷ふ所もなくそれを撰んだのであつた。「同志社文學」といふのを愛讀してゐたが、それなどを通じて、この學校に清新な異國情趣があるらしく空想したりして、年少の私の心は魅惑されたのであつた。 それから四十年を經過した今日この同志社に激烈なる學校騷動があ
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正宗白鳥
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