宮沢賢治 · 일본어
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원문 (일본어)
葡萄水 宮沢賢治 (一) 耕平は髪も角刈りで、おとなのくせに、今日は朝から口笛などを吹いてゐます。 畑の方の手があいて、こゝ二三日は、西の野原へ、葡萄をとりに出られるやうになったからです。 そこで耕平は、うしろのまっ黒戸棚の中から、兵隊の上着を引っぱり出します。 一等卒の上着です。 いつでも野原へ出るときは、きっとこいつを着るのです。 空が光って青いとき、黄いろなすぢの入った兵隊服を着て、大手をふって野原を行くのは、誰だっていゝ気持ちです。 耕平だって、もちろんです。大きげんでのっしのっしと、野原を歩いて参ります。 野原の草もいまではよほど硬くなって、茶いろやけむりの穂を出したり、赤い実をむすんだり、中にはいそがしさうに今年のおしまひの小さな花を開いてゐるのもあります。 耕平は二へんも三べんも、大きく息をつきました。 野原の上の空などは、あんまり青くて、光ってうるんで、却って気の毒なくらゐです。 その気の毒なそらか、すきとほる風か、それともうしろの畑のへりに立って、玉蜀黍のやうな赤髪を、ぱちゃぱちゃした小さなはだしの子どもか誰か、とにかく斯う歌ってゐます。 「馬こは、みんな、居なぐなた
宮沢賢治
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