Vol. 2May 2026

Sách

Thư viện tri thức thế giới miền công cộng

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ドストエフスキーとバルザック

坂口安吾

ドストエフスキーとバルザック 坂口安吾 散文に二種あると考へてゐるが、一を小説、他を作文とかりに言つておく。 小説としての散文の上手下手は、所謂文章――名文悪文と俗に言はれるあのこととは凡そ関係がない。所謂名文と呼ばれるものは、右と書くべき場合に、言葉の調子で左と書いたりすることの多いもので、これでは小説にならない。漢文日本には此の弊が多い。 小説としての散

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ちょびひげサミュエルのはなし まきまきパンのまき

ポタービアトリクス

しいたげられ(ながらも) 手におえない この生きものでも ひときわ かしこげな 赤い目が めだつ かわいい ちっちゃな お友だちで たくみな ぬすっとでもある 〈サミー〉を しのんで むかしむかし あるところに ぐいぐいタビサさん という はらはらしっぱなしの おかあさんネコが おりました。 いつも 子ネコたちが いなくなってしまって、 そのたび かならず 

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いえ、いえ、ラゴーフにはもう!

スミスコードウェイナー

「ならず者どものトップ自身の脳の中身をスパイして ……この装置が奴のアタマの働きを停止させ机の前に座ったまま クルクルパーの状態にできるとしたら、素晴らしくはないかね?」 かの金色の姿は金の階段の上で、あたかも狂える鳥の如く震え、舞い――あたかも知性と魂を吹き込まれた一羽の鳥のように、されど人智の及ばぬ興奮と恐怖に駆り立てられたかのように。一千の世界が見つめ

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つりびとジェレミーさんのはなし

ポタービアトリクス

ステファニーへ いとこの Bより むかしむかし つりびとジェレミーさんという かえるが おりました。 すまいは いけの ほとり、 キンポウゲに かこまれた じめじめした こやです。 くらも、 うらぐちへ つづく ろうかも、 みずで びちゃびちゃ つるつる。 けれども ジェレミーさんは おみあしを ぬらすのが すきなのでした。 だれに おこられるでもなし、 か

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アルゼンチンのインフレーション

中谷宇吉郎

インフレーションといえば、たいてい敗戰國に限られているように、考えられがちである。しかし戰爭をしなくて、中立國として大いに儲けた國にも、インフレーションが起ることがある。その一つの例がアルゼンチンである。 南米は日本には大分人氣があるようである。アルゼンチンといえば、南北米大陸を通じて、合衆國、カナダにつぐ繁榮の國であるから、南米中では花形といっていい。とこ

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チギウィンクルおばさんのはなし

ポタービアトリクス

ニューランズにいる ほんものの リューシちゃんへ むかしむかし リューシという なまえの おんなのこが リトルタウンという まきばに すんでいました。 とっても いいこだったのですが ―― ただ ぽっけの ハンカチを いつも なくしてしまうのです。 あるひ リューシちゃんは うらにわへ なきながら やってきまして ―― まったく、 こんなふうに わめくのです

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ネコとネズミのいっしょのくらし

グリムヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール

ネコがネズミと知りあいになりました。ネコはネズミにむかって、これからきみをうんとかわいがって、なかよくしてあげるよ、と、さかんにうまいことをいいたてました。それで、とうとうネズミは、ネコとおなじうちにすんで、いっしょにくらすことを承知してしまいました。 「だが、わたしたちは、冬になってもいいように、用意をしておかなくちゃならないよ。さもないと、ひもじいめにあ

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ポルト・リシュとクウルトリイヌ

岸田国士

ジョルジュ・ド・ポルト・リシュは千八百四十九年に生れたのだから、今年七十八歳である。 ジョルジュ・クウルトリイヌは千八百六十年生れで、これは当年六十七歳である。 何れも最近は創作の筆を絶つてゐるやうであるが、どういふわけがあるのか、作家は死ぬまで筆を取つてゐなければならないといふ規則もなし、身心共に疲れて、なほ、駄作に製造に汲々たる有様は、却つて絶筆を清から

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「ほ」・「うら」から「ほがひ」へ

折口信夫

「ほ」・「うら」から「ほがひ」へ 折口信夫 ほぐ・ほがふなど言ふ語は、我々の国の文献時代には、既に固定して居たものであつた。だから、当時の用例を集めて、其等に通じた意味を引き出して見たところで、其は固定し変化しきつた不完全な表現を持つたものばかりである。其等の用例に見えた若干づゝの違ひが、段々原義に糶りつめて行くやうである。 「志ゞま」を守る神の意向は、唯「

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アンリ・ルネ・ルノルマンについて

岸田国士

アンリ・ルネ・ルノルマンについて 岸田國士 仏蘭西の現代劇を通じて、「昨日の演劇」の余影と、「明日の演劇」の曙光とを、はつきり見分けることができるとすれば、前者は、観察と解剖の上に立つ写実的心理劇、並に、論議と思索とを基調とする問題劇であり、後者は、直感と感情昂揚、綜合と暗示に根ざす象徴的心理劇乃至諷刺劇である。 此の二つの流れは、それぞれ出発点を異にしてゐ

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〔ひとひははかなくことばをくだし〕

宮沢賢治

ひとひははかなくことばをくだし ゆふべはいづちの組合にても 一車を送らんすべなどおもふ さこそはこゝろのうらぶれぬると たそがれさびしく車窓によれば 外の面は磐井の沖積層を 草火のけむりぞ青みてながる 屈撓余りに大なるときは 挫折の域にも至りぬべきを いままた怪しくせなうち熱り 胸さへ痛むはかつての病 ふたゝび来しやとひそかに経れば 芽ばえぬ柳と残りの雪の

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サンタクロースがさらわれちゃった!

ボームライマン・フランク

サンタクロースがどこに住んでいるか、ごぞんじですか? 実は、ニコニコ谷というところに住んでいるのです。そこでサンタクロースはおおぜいの妖精たちといっしょに暮らしています。ひとくちに妖精といっても、ニコニコ谷に住んでいる妖精にはいろいろあるので、じゅんに話していきましょう。 まずはリルです。リルというのは花の妖精のことで、自分にわりあてられた一しゅるいの花のお

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いまわれわれのしなければならないこと

宮本百合子

いまわれわれのしなければならないこと 宮本百合子 かなりの復興したとはいっても、東京の街々はまだ焼あとだらけである。大きい邸跡の廃墟に石の門ばかりのこって、半ばくずれたコンクリート塀の中に夏草がしげっている。小さい道をへだてて、バラックのトタン屋根が暑い日をてりかえし、スダレの奥から大きな声でラジオのニュースが響いている。 「――して華々しい戦果をおさめまし

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サン・ジョルジュ・ド・ブウエリエについて

岸田国士

「わたくしは、ただ、自分の欲求に従ひ、只管霊感に耳を傾けて、劇作の筆を取り始めました。流行の誤れる趣味、因襲の命ずる手段術策はこれを顧みる気にさへならなかつたのです。わたくしは、ただ、人生研究に憂身を※す一介の徒弟でありました。それは光と影とを併せ有ち、その中に神秘の姿を織り込んでゐるいとも弱き人生であります。わたくしは、まだ名も知らない、誰も十分に究めたこ

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メンデルスゾーンのヴァイオリンコンチェルト

竹内浩三

若草山や そよ風の吹く 大和の野 かすみ かすみ そよ風の吹く おなごの髪や そよ風の吹く おなごの髪や 枯草のかかれるを 手をのばし とってやる おなごのスカアトや つぎあとのはげしさ おなごの目や 雲の映れる そよ風の映れる 二人は いつまで と その言葉や その言葉や そよ風の吹く ●図書カード

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(ポオル・モオランの「タンドル・ストック」)

堀辰雄

堀口大學氏が「三人女」と云ふ題名で譯されてゐるポオル・モオランの短篇集の原名は Tendres Stocks と云ふのである。三人の女のことを描き分けたものだから「三人女」と云ふ題もなかなか惡くないが、私はこの「タンドル・ストック」と云ふ題には何かもつと洒落れた意味があるのではないかと思つてゐた。 ところがこの夏、私が輕井澤に行つてゐた時のことである。とりか

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フランケンシュタイン 01 はしがき

宍戸儀一

この『フランケンシュタインまたは今様プロメテウス』(Frankenstein, or The Modern Prometheus)は、一八一八年、著者二十一歳の時に書かれた。その前の年に、フランス、スイス、ドイツ、オランダの諸国を六週間で旅行した話をシェリーとの共著で出しているから、この著者もかなり早熟の天才であったのだろう。 しかし、著者自身「夫にはただ一

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レ・ミゼラブル 01 序

豊島与志雄

一七八九年七月バスティーユ牢獄の破壊にその端緒を開いたフランス大革命は、有史以来人類のなした最も大きな歩みの一つであった。その叫喊は生まれいずる者の産声であり、その恐怖は新しき太陽に対する眩惑であり、その血潮は新たに生まれいでた赤児の産湯であった。そしてその赤児を育つるに偉大なる保母がなければならなかった。一挙にして共和制をくつがえして帝国を建て、民衆の声に

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ジャン・クリストフ 01 序

豊島与志雄

フランス大革命を頂点とする十八世紀より十九世紀への一大転向、隷属的封建制度の瓦解と自由統一的立憲制度の成育とは、新世界をもたらすものと考えられていた。そして実際新世界は開かれた。しかしそこにはさらに本質的な暗雲が深くたちこめていた。その暗雲を払わんがためには、さらに十九世紀より二十世紀への一大転向が必要であった。視界を広げるの努力より、視界を清めるの努力とな

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ロミオとヂュリエット 01 新修「ロミオとヂュリエット」の序

坪内逍遥

本譯は、舊譯「ハムレット」とほゞ同時期に成つたものであるから、文語脈が多分に取入れられてある。今度の新刊に際し、誤植、誤譯、發音の誤り等を訂正すると共に、不調和を釀さぬ限り、耳遠い古風な語を現用のそれに近づけ、晦澁の譯語を除き、時としては、小註をも加へ、成るべく一讀の下に理解し得られるやうに、と望んだのであつた。ところが、實際となつては、種々の困難を感じた。

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キャラコさん 01 社交室

久生十蘭

一 青い波のうねりに、初島がポッカリと浮んでいる。 英国種の芝生が、絨氈を敷いたようにひろがって、そのうえに、暖い陽ざしがさんさんとふりそそいでいる。 一月だというのに桃葉珊瑚の緑が眼にしみるよう。椿の花が口紅のように赤い。 正月も半ばすぎなので、暮から三ガ日へかけたほどの混雑はないが、それでも、この川奈の国際観光ホテルには、ここを冬の社交場にする贅沢なひと

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ジエィン・エア 01 解説

十一谷義三郎

最初に、「ジエィン・エア」の意圖と特長を簡敍しよう。 「ジエィン・エア」は、十九世紀の半ば(一八四七)に出版せられて、英吉利の讀書界に、清新な亢奮と、溌剌とした興味を植ゑつけた名篇である。 傳記に依れば、或る時、作者は、妹のエミリー(詩人作家)とアン(作家)に向つて、かく云つたといふ―― ――一體小説の女主人公を、既定の事實として一列一體に美人に描くのは間違

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