上村松園
上村松園 · 日语
上村松園 · 日语
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原文 (日语)
昨年の夏だったか、京都の関係者が寄り合って友禅祭を催し、その所蔵品を持ち寄って一堂に陳列した事があった。私も見物に行ったが、流石に仙禅斎の代表作などたんと集っていて、なかなか美事な催しだった。いい図柄や色気のものがたんとあって、つい懐ろの写生帖を取り出しては、心覚えに縮図させられる気にさえなった程だった。 だんだん見物して行くと、あちらに誰か男の人が頻りに写生している。おや、誰ぞ写生したはる、感心な人やなぁ、と思いながら近づいて見ると、それは土田さんだった。土田さんの写していたのは花筏の模様だった。私はちょっと挨拶してすぐに別れたが、いずれあの模様が舞妓の衣裳にでもなって来るのだろう、と思った事だった。 土田さんはよく舞妓を研究していられた。最初は文展に〈三人の舞妓〉が出た。国展にも同じ題材の作が出た。腰掛けたのがあり、座ったのがあり、かがんだのがあり、同じ題材を取り扱って、一枚は一枚と研究を打ち込んで描いて行かれたので、どの作品にも生命があった。 土田さんの作品で一番古く記憶にはっきり残っているのは、まだ文展の開かれない前、毎春京都で開かれた美術協会の展覧会に出された〈罰〉という絵だ
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