小川未明
小川未明 · 日语
小川未明 · 日语
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原文 (日语)
光子さんが、学校へいこうとすると、近所のおばあさんが、赤ちゃんをおぶって、日の当たる道の上に立っていました。 「お姉ちゃん、いまいらっしゃるの。」と、おばあさんは、声をかけました。 光子さんは、にっこりとしたが、そのまま下を向いて、だまっていってしまいました。 「わたし、お姉ちゃんでないわ。」と、光子さんは、つぶやきました。 あんなにたのんでも、赤ちゃんを、だっこさしてくれないのに、なんでお姉ちゃんと、いうのだろう。私は、お姉ちゃんといわれても、ちっともうれしいことはないわと、光子さんは、道を歩きながら、思いました。 そして、おばあさんが、いじわるのような気がして、ていねいにあいさつする気にもなれなかったけれども、赤ちゃんは、かわいらしくて、ほんとうに、あのほおずきのような、ほおをぷっと吹いてやりたくなったのでした。 「どうして、私に、赤ちゃんをだっこさしてくれないのでしょう。」 ある日、おばあさんは、光子さんのお母さんに向かって、 「このごろ、お光ちゃんは、なにかお気にさわったことがあるとみえて、怒っていらっしゃるのですよ。いくら考えても、なにがお気にさわったかわかりませんが、どうか
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