小川未明
小川未明 · 日语
小川未明 · 日语
首段预览
原文 (日语)
あるところに、辰吉という少年がありました。辰吉は、小さな時分に、父や母に別れて、おばあさんの手で育てられました。 ほかの子供が、やさしいお母さんにかわいがられたり、姉さんや、兄さんにつれられて、遊びにいったりするのを見ると、辰吉は、自分ばかりは、どうして、独りぼっちなのであろうと悲しく思いました。 「おばあさん、僕のお母さんは、どうしたの?」と、辰吉は、おばあさんにたずねました。すると、おばあさんは、しわの寄った手で、辰吉の頭をなでながら、 「おまえのお母さんは、あっちへいってしまったのだ。」と答えました。 辰吉は、あっちというところが、どこであるか、わかりませんでした。ただ、あちらの雲の往来する、そのまたあちらの、空のところだと思って、目に涙ぐむのでありました。 「おばあさん、僕のお母さんは、いつ帰ってくるの?」と、辰吉はたずねました。 すると、おばあさんは、孫の頭をなでて、 「おまえのお母さんは、空へ上ってお星さまになってしまったのだから、もう帰ってこないのだ。おまえがおとなしくして、大きくなるのを、お母さんは、毎晩、空から見ていなさるのだよ。」と、おばあさんはいいました。辰吉は、
常见问题
Yes — completely free. This book is in the public domain, so Pagera offers the full text without payment or account requirement. Pagera is funded by advertising.
免费阅读
无需注册即可立即阅读。想要更多图书和功能请免费注册。