小川未明
小川未明 · 日语
小川未明 · 日语
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原文 (日语)
吉雄は、学校の成績がよかったなら、親たちは、どんなにしても、中学校へ入れてやろうと思っていましたが、それは、あきらめなければなりませんでした。 「なにも、学校へいったら、みんなが偉くなるというのでない。りっぱな商人には、小僧から成り上がるものが多いのだよ。家にいては、なんのためにもならぬから、いいとこをさがして、奉公なさい。そして、お友だちに、まけないようにしなければならぬ。」と、お母さんは、いいました。 いままで、小学校時代に、仲よく遊んだ友だちが、それぞれ上の学校へゆくのを見ると、うらやましく、お母さんには思われました。 「なぜ、うちの子は、もうすこし勉強をして、できてくれぬだろう?」 こう思う一方には、また、できない我が子が不憫になって、 「あの子の心のうちこそ、いっそう、悲しいだろう。」と、考えて、なにもいうことはできなかったのです。 町の、大きな呉服屋で、小僧が入り用だということを聞いたので、そこへ、吉雄をやることにしました。 「よく、ご主人のいいつけを守って、辛棒するのだよ。」と、お母さんは、いざゆくというときに、涙をふいて、いいきかせました。 子供が、いってから、二、三日
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