折口信夫 · 일본어
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원문 (일본어)
雪まつりの面 折口信夫 一昨々年の初春には、苦しい目を見た。信州下伊那の奥、新野の伊豆権現の雪祭りに、早川さんと二人で、採訪旅行をしたことであつた。さうして、一週間といふもの完全に、小忌人の様な物忌みをして、村の神事役の人と共に一つになつて、祭儀の観察をさせて貰うてゐた。其揚句が、ちよつとの行き違ひから、村の大勢の人たちに反感を催されて、私の頭に、消防組の鳶口の一撃位は、来さうなけはひを感じた。あんな残念な事はなかつた。けれども、毎年新暦の正月十三日になると、今一度、信遠三の境山に囲まれた、あの山村の祭りに、あひたくてならない気がする。其中でも、殊に印象深く残つてゐるのは、正祭の前日の面しらべの行事であつた。大小二十に余るお面を、棚に並べておいて、其を上手と称する当役その他の人々が、てんでに新しく、胡粉や、丹で彩色する事であつた。村の人は、此について、合理的な何の説明もせなかつたけれど、かうする事が、年々新しく、お面を作るのとおなじ効果のあるもの、と言ふ信仰を印象してゐる事が考へられた。だがもつと、古く或は、日本的といふことを超越して思ふと、死者のますくに、毎年新しい生命を与へる為の技
折口信夫
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