柴田宵曲 · 일본어
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원문 (일본어)
ケーベル博士の常に心を去らなかった著作上の仕事は「文学における、特に哲学における看過されたる者及忘れられたる者」であったという。この問題は一たびこれを読んで以来、またわれわれの心頭を離れぬものとなっている。世に持囃される者、広く人に知られたものばかりが、見るべき内容を有するのではない。各方面における看過されたる者、忘れられたる者の中から、真に価値あるものを発見することは、多くの人々によって常に企てられなければならぬ仕事の一であろうと思われる。 古句を説き、古俳人を論ずる傾向は、今の世において決して乏しとせぬ。見方によっては過去のあらゆる時代より盛であるといえるかも知れない。ただわれわれがひそかに遺憾とするのは、多くの場合それが有名な人の作品に限られて、有名ならざる人の作品は閑却されがちだという点である。一の撰集が材料として取上げられるに当っては、その中に含まれた有名ならざる作家に及ばぬこともないけれども、そういう撰集を単位にして見れば、これもまた有名な集の引合に出されることが多く、有名ならざる俳書は依然として下積になっている。有名な作家、有名な俳書に佳句が多いということは、常識的に一応
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