林芙美子 · 일본어
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원문 (일본어)
田舎がえり 林芙美子 東京駅のホームは学生たちでいっぱいだった。わたしの三等寝台も上は全部学生で女と云えば、わたしと並んだ寝台に娘さんが一人だった。トランクに凭れて泣いているような鼻のすすりかたをしている。わたしは疲れていたので、枕もとのカアテンを引いてすぐ横になったが、眼をつぶらないうちに頭のところのカアテンが開いてしまって、三階の寝台で新聞を拡げている音がしている。三階から下まで通しになった一つのカアテンなので、一人が眠くなって灯をさえぎりたくても、上の方で眠くない人がカアテンを開けると、寝た顔は何時までも廊下の灯の方へ晒していなければならない。仕方がないので、ハンカチを顔へあてて眠ったが、なかなか寝つかれなかった。阿部ツヤコさんの三等寝台の随筆を読むと、近所同士がすぐ仲よくなれて愉しそうだったけれども、わたしの三等寝台はとっつきばのない近所同士だった。熱海あたりで眼が覚めると、前の娘さんは帯をといて寝巻きに着替える処だった。羽織と着物を袖だたみにして風呂敷に包むと、少時わたしの寝姿を見ていて横になった。 (どの辺かしら)わたしはひとりごとを云ってちょっと起きあがってみたが、娘さん
林芙美子
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