原民喜 · 일본어
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원문 (일본어)
雪が溶けて、しぶきが虹になった。麦畑の麦が舌を出した。泥濘にぺちゃぺちゃ靴が鳴る。をかしい。また春がやって来る。一年目だ。今度こそしくじったら台なしだ。だけど三百六十五日て、やっぱし、ぐるりと廻るのだな。イエス・クリストよ。ヨルダンの河てどんな河なのかしら。 たった二三時間、二三枚の紙に書いた、書き方が下手くそだったので、一年間遅れるんだよ、僕は。それが負け惜しみと云ふものだ、と矢口が云ふ。矢口はもうすぐ中学へ通ふのだから僕より偉がるのだ。話を変へなきゃいかん。君の今度はいった中学のポプラは素敵だね、大きいね。いいや、一寸も大きかないさ。もっと大きいのが何処にだってあるさ。ちょ、楯突いて来るのだな、僕が落こちたから、馬鹿にされるのだな。仕方がない、もうすぐお別れなのに、名残惜しがらないのだな。オヤ、あんなところに目高がゐるよ、君。 やい、やい、試験に落ちた大目球、一年下の三浦が皆の前で冷かした。三浦の柔かさうな頬ぺたを視つめながら、康雄はポケットのなかの拳骨を握りしめた。しかし、ぶっ放さなかった。 外でも家でも康雄は面白くなかった。家では母に癇癪玉ぶっ放した。切出小刀を掴んで切腹しかけ
原民喜
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